放浪うどん人 ☆これから うどんに 会いに 行きます。☆

うどん食べ歩きブログ
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私が食べたご当地うどん2018 - その1 -

2018年12月31日 | ご当地うどんまとめ

読者の皆様へ

 

2018年も残すところ本日のみとなりました。

読者の皆様にとって今年はどんな年でしたか?

笑ったり泣いたり、悲しんだり怒ったり、きっと色んな感情の中で、時を過ごした事でしょう。

そうして迎えた本日12月31日は、きっと笑顔でこのブログを見ていただいているものと、私は思っています。

その笑顔のまま、2019年を共に迎えましょう。

 

放浪うどん人tati


山梨県

吉田のうどん 「桜井うどん」・「手打ちうどん開花」・「手打ちうどん美也樹」
       「吉田のうどん玉喜亭」・「葭之池温泉



桜井うどん「温いうどん(かけうどん)」(本編の記事はこちらから)

富士吉田市近隣でキャベツが豊富に採れる事から、

うどんにもキャベツを載せるようになったそうです。

出汁からいただきますと、醤油をベースに味噌をブレンドしています。

味噌よりも、醤油の香ばしい風味が前に出て、

その風味が、心地よく口の中で広がる美味しい出汁でした。(^^♪

麺は超剛麺です。

噛んで味わう麺です。

しっかりと旨味があり、美味しかったです。(^-^)

茨城県のご当地うどん、西山うどんを思い出しました。

朝いちばんに食べる温かいうどんは、格別の美味しさです。

初めて食べた吉田うどん、満足させていただきました。(^^♪



手打ちうどん開花「肉きんうどん」(本編の記事はこちらから)

17分ほど待って、品物が運ばれて来ました。

お味噌の優しくて甘い香りが鼻を抜けて行きます。

うどんには、きんぴらごぼう、馬肉、キャベツ、ネギがトッピングされています。

吉田うどんで扱う肉は、牛でも豚でもなく、馬肉が多いようです。

まずは出汁からいただきます。

この出汁、味が深い。

丁寧に作られているのがよくわかります。

お味噌の風味が心地よく、口の中でしばらく良い香りが残ります。

おかしな表現ですが、出汁に生命が宿っているような気がします。

すごく美味しい出汁です。(^^♪

馬肉も食べてみました。

甘くて少しコリっとした食感があります。

どことなく鯨肉に似ているなぁ・・・と思いました。

食べやすいように小さめに切られているのは有難いです。(^.^)

麺をいただきます。

この麺、良いですね~。(^-^)

しっかりとしたコシに、噛んだ時のバウンド感も良い。

麺の旨味も味わえて、出汁もしっかりと運んで来てくれる、

とても美味しい麺です。(^u^)

きんぴらごぼうも美味しい!

甘辛く、味がとてもしみていて、口当たりも最高です。(^_^)v

「肉きんうどん」、味噌煮込みうどんを彷彿とさせるようなうどんでした。

かなり満足度の高いうどんでした。



手打ちうどん美也樹「肉うどん」(本編の記事はこちらから)

馬肉とキャベツとネギがトッピングされています。

まずは出汁からいただきます。

こちらの出汁は、これまで味わった吉田うどんとは違い、

鰹、煮干し、昆布を使った出汁です。

讃岐うどんや関西のうどんが好きな方には、馴染みのある味です。

私にとっても、この出汁の味はとても好きな味です。

しみじみと美味しさが伝わって来ます。(^.^)

馬肉も甘辛さが程よく、しぐれ煮のようで、私好みの味です。

実に美味しい!(^^♪

麺はさすが吉田うどん。

歯応えがあり、コシがとてもしっかりとしています。

小麦の風味もよく、やはり、噛めば噛むほどに味わい深くなる麺です。

とても美味しいです。(^-^)

美也樹さんの「肉うどん」、噂通りの美味しさでした。

大変満足させていただきました。



吉田のうどん玉喜亭「肉つけうどん」(本編の記事はこちらから) 

冷たい麺に温かいつけ汁です。

麺には肉、キャベツ、ネギがトッピングされています。

富士吉田市と言えば馬肉の文化なので、吉田うどんの多くは馬肉を使っています。

ですが、こちらのお店は馬肉ではなく、牛肉を使用。

この牛肉、噛むほどに甘味が深くなり美味しかったです。(^^♪

麺はコシが強く、麺リフトをする際に暴れます。

つけ汁は醤油ベースで、鰹、煮干し、昆布など、美也樹さんと同じく、

関西人に慣れ親しんだ味わいの出汁です。

 

さっそくいただきますと、

出汁の味、牛肉の味はとても良いのですが、麺の状態があまり良くありませんでした。

茹で置いていた感が否めず、私の好みからは外れる麺でした。

閉店間際だったので仕方ないのかもしれませんが・・・。

あと↓↓こちらの「すりだね」、吉田うどんでは欠かせない薬味です。

この「すりだね」を出汁に加えると、美味しさがアップしました。

ちなみに「すりだね」は、

一味唐辛子(または七味唐辛子)、黒ゴマ、山椒などを使って作られたものです。

う~ん・・・、これで麺の状態が良ければ申し分のないうどんです。

そうそう牛肉の量も、もう少し増量していただければ嬉しいかな。

次回、訪ねることがあれば、麺の状態が良い時間に訪ねたいですね。



葭之池温泉(よしのいけおんせん)「上うどん(ミニ)」(本編の記事はこちらから)

ミニでありながら、具材が豊富でボリューム感があります。

トッピングされているのは鶏肉、ホウレン草、半熟玉子、刻みニンジン、麩、ナルト、ネギです。

ご主人から聞いた話では、ホウレン草とネギは水に浸けたものとの事。

そのせいもあってか、シャキシャキ感が良かったような気がします。

花に水をかけるのと同じで、野菜も水に浸すと活き活きするそうです。

鶏肉がよく味付けされているのと、上質な鶏を使っているのが分かります。

かなり美味しかった。(^^♪

麺は近くのうどん屋さんから仕入れているとの事。

ただこの麺、悪くない。

吉田うどん独特のコシは感じられないものの、モチモチ感と程よい弾力がありました。

讃岐うどんが好きな方にも、抵抗なく受け入れる事の出来る麺だと思います。

出汁も美味しいです。

醤油をベースに、鰹、煮干しを使った出汁と思います。

400円という価格では考えられないほど、クオリティの高いうどんです。

 


長野県

おしぼりうどん 「おしぼりうどん・十割そば かいぜ」・「さかき地場産直売所 あいさい」



おしぼりうどん・十割そば かいぜ「わがままセット」(本編の記事はこちらから)

「わがままセット」はおしぼりうどん半人前と、

そば半人前がセットになったメニューです。

席に座りほんのしばらくして、

お茶と一緒に「きのこと大根の漬物です。」と↓↓こちらの小鉢が運ばれて来ました。

大根の漬物は、私が食べるととんでもないことになるので、

きのこの方だけを頂きました。

これがとても美味しかった。

貝のような食感に、醤油漬けのような風味を味わえました。

そして注文してから15分、おしぼりうどん(半人前)が先に運ばれて来ました。

 

「おしぼりうどん」とは、

坂城町の特産品である「ねずみ大根」をおろし、布巾などでしぼるところから、

「おしぼりうどん」と呼ばれるようになったそうです。

ねずみ大根のしぼり汁をつけ汁として麺を味わいます。

その昔、長野県は海の無い土地の為、

鰹や煮干しが容易に仕入れる事が出来なかった事と、

その当時は醤油なども高級品だった為、

大根のしぼり汁をつけ汁にする文化が生まれたそうです。

ちなみにねずみ大根の名前の由来は、その形にあります。


(上の画像は坂城町HPより引用させていただきました。)

一見、ねずみに似たような形をしているのが名前の由来です。

汁気が少ないことから、漬物やおろし汁に最適な、辛味大根なのです。

ちなみに、

かいぜさんではねずみ大根を皮ごとジューサーに入れておろしているそうです。

そうすることで、ねずみ大根の持つ辛味を活かせるそうですよ。

早速、つけ汁を少し飲んでみました。

最初、大根の苦味が感じらず、むしろ甘味があるなぁ、飲みやすいなぁ・・・と、

そう思っていたら、ガツン!とパンチの効いた辛味が口の中に広がりました。

本来は、辛さの後に大根の風味と甘味を味わえるとの事ですが、

辛い!辛い!とにかく辛かった!!(>_<)

その辛さを抑える為に↓↓このような薬味が用意されています。

お味噌と鰹節とネギです。

お味噌はねずみ大根の辛味と合うように、

麦味噌が使われています。(一般的には米味噌を使用)

このお味噌を少しづつ、つけ汁に加えながら辛さを調整して行きます。

お味噌を加えたところ、多少、辛さは抑えられますが、

それでもやはり辛いです。(^▽^;)

麺の方ですが、コシが強く、表面にざらつきを感じる麺です。

麺を作る際に塩は使っていないそうです。

また、水でしめずに釜抜きの麺を出されています。

そうする事で、表面のざらつきをあえて残し、

つけ汁が絡みやすいようにされているのです。

ねずみ大根のつけ汁に入れて、麺を食べましたが・・・。

やはり私は大根が苦手です。(^-^;

大根が好きな方なら、きっと絶品の味だと思いますが、私には合いませんでした。

しばらくして、お蕎麦が運ばれて来ました。

お蕎麦には、数種類の節を使ったつけ汁と、ねずみ大根のしぼり汁が付いて来ました。

あと出汁割りと。

お蕎麦をいただきますと、これがとても美味しい!!

少し甘めのつけ汁と、蕎麦の風味がよく合っていて、美味しかった。

また、蕎麦が短く切られているので、一口サイズでとても食べやすかった。(^-^)

ふと、このそばつゆに、うどんを入れてみてはどうだろう?

そのように思い付いたので、早速実行しました。(^_^)v

これ、正解でした。

とても美味しい!!(^^♪

やはりうどんは、節の風味が効いたつけ汁で味わうのが一番!と、私的に思いました。

締めに出汁割りをつけ汁に加え、すべて飲み干しました。

私は大根を苦手としますが、

ただ、こちらのお店、麺もつけ汁も丁寧な仕事をされています。

ねずみ大根も自家栽培されており、食材にこだわりを感じます。

大根が好きな方なら、間違いなく(おしぼりうどんを)美味しくいただけます。


さかき地場産直売所あいさい「おしぼり手打ちうどん」と「醤油だれ」(本編の記事はこちらから)

最初に麺をそのままいただきました。

かいぜさんと同じく、表面にざらつきがあり、コシのしっかりとした麺です。

小麦の風味、旨味もあり、美味しい麺です。

麺を、ねずみ大根のつけ汁に浸けて食べてみました。

こちらのつけ汁は、いきなり辛さがガツン!と来ます。

先ほどのPOPに書かれていた、

「あまもっくら」とした味わいは、私には感じ取れませんでした。

ただ辛い!!(>_<)

お味噌を少しづつ加えて行きましたが、最終的には、全部のお味噌を投入しました。

それでも、かなりの辛さです。

おしぼりうどんは激辛好きの方に合うのかも知れません。

最後は醤油だれでいただきます。

こちらの醤油だれは、醤油の風味に奥行きを感じます。

私的には、この醤油だれで味わう方が好みです。

何せ私は大根が苦手なので・・・。

前回も言いましたが、大根好きの方なら、こちらのお店の「おしぼりうどん」も、

きっと美味しくいただけるはずです。



京都

京うどん    「京うどん 生蕎麦 おかきた」・「仁王門うね乃」

京カレーうどん 「祇園おかる」・「日の出うどん」「京のカレーうどん味味香」・「麺房 美よし」

 


京うどん 生蕎麦 おかきた 「きつねうどん」(本編の記事はこちらから)

こちらのきつねうどんは刻み揚げが使われています。

大阪ですと、三角形の大判の揚げが一般的ですが、京都では刻み揚げを使っているお店が多いのです。

それには理由があり、お坊さん、芸妓さん、そして舞妓さんが多く住んでられる町です。

その方達は人前で、口を大きく開けて食べる事はせず、おちょぼ口で食べられます。

おちょぼ口でも食べやすいようにと、刻み揚げが使われているのです。

九条ねぎもトッピングされていますが、九条ねぎも刻み揚げと同じ大きさでカットされています。

やはり、おちょぼ口に合うように配慮されての事。

あと、こちらの出汁ですが、岡北さんのHPに出汁の歴史が語られていました。

天然利尻昆布のみを使用。

本物の出汁にこだわり続けた初代が十七年の修行で修得した技法を受け継ぎ、

二代目が五十年余りで培った技で仕上げた唯一無二の風味をお届けします。
             (「京うどん生蕎麦おかきた」HPより引用

現在この出汁は三代目に受け継がれています。

また、四代目も現在はお店の厨房に入ってられるそうです。

しかし凄いですね。

出汁を作るのに、77年余りかけてられるとは・・・。

「出汁はお店の命」と、そんな言葉を耳にしますが、

岡北さんの出汁に対する思いは、正にその言葉通りです。

門外不出で唯一無二の出汁を作るお店・・・素晴らしいですね。

さっそく出汁からいただきました。

ひと口飲んで驚きました。

昆布の旨味と節の風味が、感動的に口の中で広がります。

HPには「利尻昆布のみ使用」と記載されてますが、サバ節、宗田節、ウルメ節も使われているそうです。

なので、香りがよくてコクのある味が楽しめるのです。

出汁を飲んで、久しぶりに感動させられました。(´▽`*)

麺は細く、コシの軟らかいモチモチ麺です。

でも、岡北さんの出汁を活かすには、この麺が合っています。

出汁がおかずで、麺は白御飯の役割をしている。

そのように思いました。

刻み揚げは甘さ控えめですけど、味がよくしみています。

弾力のある歯応えでとても美味しかった。(^^♪

九条ねぎは甘くて食べやすかったです。

最近は腎臓の事を考えて、基本的に出汁は残すことにしているのですが、

出汁があまりに美味しくて、すべて飲み干してしまいました。

岡北さんの「きつねうどん」、大変満足させていただきました。

 

仁王門うね乃「きつねうどん」と「炊き込みご飯」(本編の記事はこちらから)

丼を覗くと、麺を中心にドーナッツ状に九条ねぎや刻み揚げが盛られています。

横から見ると、麺がなみなみと盛られているように見えます。

まずは出汁からいただきますと・・・、

節の香りがよく、昆布の旨味もあり美味しい出汁です。

刻み揚げは、少し味が薄いように思えました。

あと、九条ねぎの量が(刻み揚げよりも)圧倒的に多かった。

麺はモチモチ感がよく、京うどんらしいコシの軟らかさです。

麺と出汁の絡み具合がよく、美味しくて、あれよあれよと麺だけ先に食べてしまい、

あっという間に(麺が)無くなってしまいました。

そのようなわけで、出汁の中にあるのは、刻み揚げと九条ねぎだけ・・・。

最終的に、量の多い九条ねぎだけが残りました。(^-^;

食べる配分を間違えてしまった・・・。(ー ー;)

「炊き込みご飯」は日替わりで具材が変わります。

この日はコーンと万願寺とうがらしを使った炊き込みご飯でした。

 

祇園おかる「チーズ肉カレーうどん」(本編の記事はこちらから)

あんかけの和風なカレーにチーズがトッピングされています。

丼の模様が可愛くて、きっと舞妓さん達に受けるんだろうなと思いました。

さっそくカレースープからいただきますと、

チーズの味が際立っています。

そのチーズのマイルドな味わい中に、ピリッとした辛さを感じます。

出汁の風味も、後味でほのかに香り、味わい深い、美味しいカレースープです。(^^♪

麺は京うどんらしく、軟らかくてモチモチした麺です。

このカレーうどんには、この麺が合っています。

牛肉も美味しかったな~。(^^♪

「チーズ肉カレーうどん」、毎日食べても飽きる事はないなと思いました。

満足させていただきました。

 

日の出うどん「特カレーうどん」(本編の記事はこちらから)

こちらのカレーは、鰹、うるめ、宗田節などで出汁をとり、

15種類のスパイスを使った特製のルーを、出汁と合わせてカレースープを作っています。

また、片栗粉を使い、スープにとろみを出しています。

さっそくカレーを飲んでみますと・・・、

これがとても美味しい!!(^^♪

優しい口当たりですが、しっかりと辛さが効いています。

とろみ加減も良くて、コクも申し分なく、非常にバランスの良いカレーです。

これはクセになる。(´▽`*)

ネギは甘く、きざみ揚げや、お肉だって、とても美味しい!!

麺はモチモチ感がよく、カレーをしっかりと運んで来ます。

行列が出来るのも納得の味です。

 

京のカレーうどん味味香「豚角煮カレーうどん」(本編の記事はこちらから)

角煮がたくさん入っています。

カレーは、鰹と昆布を使ったあんかけの出汁に、11種類のスパイスを合わせて作られたカレーです。

カレースープを飲んでみますと、出汁の良い風味が口の中で広がります。

少し甘口ですが、とろみ加減も良く、とても美味しいカレーです。(^u^)

辛さが足りないと思われる方の為に、カウンター上に4種類の香辛料が用意されています



私は「洋風七味」をカレースープに加えてみました。

旨味が後にひく辛さです。

スープにも深味が増して、さらに美味しくなりました。(^^♪

そして角煮。

こちらの角煮、手間暇かけて作られています。

味味香さんの角煮がどのようにして作られているかは↓↓こちらのブログにアクセス願います。

みんなの味味香【お客様参加型のフォトブログ】
https://ameblo.jp/mimikou123/entry-10564277182.html?frm=theme

豚角煮は本当にしっかりと味付けされているので、カレーの味に押されていません。

甘辛い味わいが口の中で広がります。

しかもたくさん入っているので、思わず白御飯を追加注文しました。

そうして出来上がったのが↓↓こちら。

即席の「豚角煮カレー丼」です。

これがまた、とても美味しかった!!(´▽`*)

麺はもちもちで、カレースープをしっかりと吸収し、口の中まで運んで来てくれます。

本当に大満足のカレーうどんです。

私がこれまで食べたカレーうどんの中でも、トップクラスです。


麺房 美よし「贅沢カレーうどん」(後日、記事をアップします)

エビ天、鶏肉、温玉、九条ネギがトッピングされています。

あんかけのカレーは、とろみが良くて麺に絡まりやすいです。

出汁の風味もほんのりと香り美味しいカレーです。

麺は京都らしいフワリとした麺でした。

 


奈良県

巾着うどん 「麺闘庵」


麺闘庵「巾着きつね」(本編の記事はこちらから)

テレビや雑誌で見るよりも、実物は大きい!!

そして出汁の良い香りがします。(´▽`*)

こちらの「巾着きつね」の由来ですが、具材を入れた巾着を、定食のおかずとして出している時に、

「この巾着にうどんを入れてはどうか?」と発想したのが始まりだそうです。

少し巾着を持ち上げてみました。

ずっしりとして重い。

ちなみに、巾着の口を閉じるのにネギを使っています。

あと、こちらの巾着は、このメニュー専用の揚げを使っています。

天理市のお豆腐屋さんに別注で作ってもらっているそうです。

結構、手間暇かけて、この揚げは作られているようです。

持ち上げても簡単に破れませんが、お箸を使うとスーッと切る事が出来ます。

そして中には麺が入っています。

これが巷で「逆きつねうどん」と呼ばれている所以です。

それと、少し時間が経っても、麺のコシが軟らかくならないように、茹でた麺を巾着に入れたあと、

出汁を使って炊いているそうです。

この巾着だけで、色々と工夫されています。

こちらの麺ですが、太めで粉密度の高い麺です。

モチモチ感が素晴らしいのと、あとコシもしっかりとしています。

私の推測ですが、このコシの感じは水沢うどんに近いと思いました。

小麦の風味も良くて、とても良い麺です。(^^♪

出汁も、このメニュー専用の出汁を使っているとのこと。

鰹と昆布に、2種類の醤油を使って出汁を作ってられます。

醤油濃いめの出汁ですが、巾着との相性もよく、しっかりとコクのある美味しい出汁です。(´▽`)

ネギが別盛になっているのも特徴的かな。

「巾着きつね」、とても満足のいく逸品でした。

美味しさを追求し、丁寧にしっかりと作られているメニューです。

奈良県の名物うどんになる理由が、今回食べてみてよーく理解出来ました。

 

麺闘庵「カレー巾着」(後日、記事をアップします)

とろみのあるカレーが、コシのしっかりとした麺によく絡みます。

深みのあるカレーで、スパイシー加減も程よくて美味しかったです。

 


宮崎県

 釜揚げうどん「釜揚げうどん戸隠」・「釜揚うどん五味八珍」・「釜揚げうどん織田薪本店」



釜揚げうどん戸隠「釜揚げうどん卵入り(並)」(本編の記事はこちらから)

麺が細く、一見、五島うどんのように思えました。

でも、こちらのうどんは自家製麺です。

つけ汁に浸けず、麺をそのまま食べてみました。

小麦の甘味と、塩の味がバランスよく、美味しい麺です。

軟らかいコシですが、喉越しは最高。

つけ汁には天かすとネギ、そして卵が入っています。

少し飲んでみますと、これがとても美味しい!!(^^♪

鰹の風味、昆布の旨味、そして柔らかに香る柚子の風味。

旨いなぁ~。(´▽`*)

麺をつけ汁に入れます。

釜揚げうどんを食べる時は、麺を持ち上げずに、上の画像のように麺をスライドさせる方が良いです。

丼のふちで湯切り出来るので、つけ汁の味が薄くなりにくくなります。

麺をつけ汁に入れて食べますと、これがもう、何とも言えない幸福感に包まれます。

美味しいなぁ~。

口の中に残る柚子の香りが、とても良いです。

これは正に絶品です。(^^♪

 

釜揚うどん五味八珍「釜揚げうどん」(本編の記事はこちらから)

私は「釜揚げうどん」を注文。

するとすぐにお店の方から、「(出汁を入れる)この器に卵を割って入れて下さい。」とのお言葉。

その通りにすると、次に「薬味のネギとわさびを全部入れて下さい」と・・・。

わさびを使う釜揚げうどんは珍しいと思いながら、お店の方が言う通りにしました。

その状態で少し待っていますと、徳利に入った出汁が運ばれて来ました。

その出汁を、卵の入った器に8分目ほど入れて、つけ汁の完成です。

そしてタイミングよく麺が運ばれて来ました。

まずは麺をそのままいただきます。

コシの軟らかい麺です。

ふわっとした食感が印象的でした。

次につけ汁でいただきます。

出汁は鰹と昆布を使った関西風の出汁。

なにかしら懐かしい味です。

この出汁の味は良いと思いますが、個人的にワサビはいらないですね。

麺と出汁を素朴に味わいたかったなぁ・・・。

ただ、ワサビは途中、味の変化で使う分には良いかなと思いました。

最後はつけ汁に釜湯を足して飲みました。

やはり個人的にワサビはいらないと思いました。

 

釜揚げうどん織田薪本店「釜揚げうどん」(後日、記事をアップします)

麺は平打ち麺。

とても喉越しの良い麺です。

出汁も柚子の香りが良くて美味しいし、天かすも良い味を出していました。


その2へつづく。



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