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五島うどん つばき - 初めての地獄炊き -

2018年09月30日 | 長崎県(五島うどん・その他)

平成30年9月4日、台風21号が関西を襲い、大きな爪痕を残した。

それから2日後の9月6日、北海道で大きな地震が発生し、こちらでも大きな爪痕を残した。

いろいろと思うところはありましたが、

9月12日、私は九州へ向かうべく、南海線りんくうタウン駅に降り立ちました。

そしてここから関西空港へ。

台風21号が上陸した直後、関西空港は大きな被害に遭い、閉鎖状態となっていました。

飛行機で九州へ向かうのは絶望的だったのですが、私が出発する3日前に、

国内線が再開する事になり、予定通りに九州へ向かうことが出来るようになったのです。

ただ、関空連絡橋が、皆様もご存知の通り、

タンカーが橋に衝突した為、橋の一部が破損し、電車で渡る事が出来なくなっていました。

その振替輸送の為、南海電鉄はりんくうタウン駅から無料のシャトルバスを関空まで走らせたのです。

私は関空の第二ターミナルに向かうシャトルバスへ乗り込みました。

第二ターミナルへ向かう道すがら、所々で復旧作業が行われていました。

連絡橋に接触していたタンカーは、この時すでに移動されていて、

その姿を見る事は出来ませんでした。

まだ閉鎖状態が続いていた、第一ターミナルが車窓の向こうに見えました。

こんな状況の中で、よくぞ国内線は日常を取り戻してくれたと、心から感謝・・・。

そして、旅行を中止しなくて良かったと思えた瞬間でもあった。

なぜなら、空港が正常に戻っても、乗客がいないと日常が取り戻せなかったからです。

日常を取り戻すというのは、私達が普段通りに生活を送ることなんだと、そう思いました。

りんくうタウン駅から15分ほどだったと思います、第二ターミナルに到着しました。

私は当初、りんくうタウン駅から空港へ向かうシャトルバス乗り場には、凄い行列が出来ていて、

関空へ着くまでに相当な時間が掛かるものと予想し、自宅をかなり早めに出たのですが、

その予想は大きく外れていました。

ロビー内は思いのほか、人がまばらです。

3時間ほど早く到着した私は、iPhoneで映画鑑賞を・・・。

搭乗の手続きが開始されるまで待ちました。

映画を観終わってから程なくして、搭乗手続きが開始されました。

チケットを手にして搭乗口へ。

電光掲示板が無い搭乗口を、私は初めて目にしました。(^^;)

そう、LCCを利用するのは、今回初めてなのです。

ちょっぴりワクワクする・・・。(^^♪

そして搭乗です。

こんな感じで、タラップを利用して飛行機に乗るのは35年振り。

テンション高めの私でしたが、機内に入って愕然・・・。

座席の間隔、前後が狭い・・・これがLCCなんだ。(^^;)

まあ、運賃が安いのだから、これは仕方のないこと。

とにもかくにも関空を飛び立ちました。

雲が多い空、

その雲を突き抜けた時に見える藍色の空・・・気持ちいいなぁ。

藍色の空の中を飛んだのは、ほんの少しの時間。

飛行機はもう着陸態勢・・・長崎県は近い・・・。

飛行機は定刻通りに長崎空港へ到着しました。

この長崎空港から五島列島へ向かう訳ですが、

その前に訪ねておきたいお店があります。

そのお店が↓↓こちら。

長崎空港内にあるお店「五島うどん つばき」さんです。

五島うどんを提供するお店として、長崎県では代表的なお店です。

店内に入りますと、右側がカウンター席で、左側がテーブル席となっています。

私はカウンター席に案内されました。

↓↓メニュー。







私が注文したのは「地獄炊き」です。

五島うどんを代表するメニューです。

さて、その五島うどんですが、

五島うどんは遣唐使の時代に、中国から伝わったといわれています。

そうだとしたら、現在から1400年ほど前・・・はるか遠い昔です。

五島は日本の麺ロードの拠点とも言われているので、

日本における麺類のすべては、この五島から始まったのかもしれませんね。

まあ、色々と諸説はあるようですが、ただ、中国から伝わった事は間違いないでしょう。

中国の淅江省温州市永嘉県の「岩担素麺」が、五島うどんの製法と酷似している事も確認されています。

五島うどんは、手延べそうめんとほぼ似たような製法で作られています。

同じような製法で作られているうどんが、稲庭うどんや氷見うどんです。

稲庭うどんや氷見うどんと同様に、麺を乾燥させて、長く保存出来るようになっています。

特徴としては、麺を伸ばしていく際に、五島の特産品である椿油を使っている事です。

麺と麺が付着しないように考えられている事と、麺の酸化を防ぐ作用があるからです。

しばらく待って運ばれて来たのが↓↓こちら。

「地獄炊き」は、鍋に入っている熱々の釜揚げ麺を、鍋からすくい上げ、

そのままアゴ出汁や、卵につけて食べます。

食べ方と名前の由来が↓↓こちらに記載されています。

まずは麺をそのままいただきました。

うどんと言うよりも、素麺に近い風味が口に広がります。

食感は、熱い湯の中でもコシがしっかりとしており、弾力もあります。

アゴ出汁を少し飲んでみました。

味に深みがあるのと、スッキリとした甘味があり、とても美味しいです。(^^♪

このアゴ出汁に、ネギと生姜を入れます。

出汁に麺を潜らせて食べると、参りましたね、とても美味しい!!(´▽`*)

麺も喉越し良く、いくらでも食べれます。

そして今度は卵。

卵に醤油をかけ、鰹節を入れます。

そして麺を潜らせて食べると、不味いわけがない!!

卵が麺によく絡んで、とても旨い!!(^^♪

卵につけて食べても、アゴ出汁につけて食べても、同じぐらいに美味しい!!!(^◇^)

生まれて初めて食べた五島うどん、とても満足させていただきました。

五島への旅、とても期待出来そうです。

私は空港を離れ、長崎の街を目指しました。

 

長崎空港 五島うどん つばき
ジャンル:うどん
アクセス:連絡バス(長崎空港-諫早)長崎空港駅 徒歩1分
住所:〒856-0816 長崎県大村市箕島町593 長崎空港1F(地図
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情報掲載日:2018年11月18日

 



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