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岸井うどん 天空のブルートレイン店 ー オハネフの宿と絶品の「肉釜玉うどん」 ー

2024年01月07日 | 香川県・西讃

今年初の記事は、昨年12月3日に公開した香川県観音寺市「大西麺業」さんの記事の続きとなります。

「大西麺業」さんを後にして、私は雲辺寺山へ向かいました。

上の画像、右側に見える、一番小高い山が、これから自転車で登っていく先です。

ただ、登ると言っても山頂を目指すのでは無く、山麓までです。

山麓までのおおよその標高は300m足らずかと思われます。

奈良県の若草山ほどの高さかな?(^_^)

しばらく進んでいくと、「五郷の里」と呼ばれる場所に到達しました。

このエリアには、井関池という大きな池が広がっています。

そして、ここから先は山に向かって登る道に入ります。

そこで私はひとつのルールを決めました。

お店にたどり着くまでは、決して足を地に着けないと・・・。

電動自転車なので何とかなるだろうと思ったからです。

実際に登り出してみると、電動自転車とは言え、結構辛かったです。(;^_^A

でも、地に足を着けずにお店へたどり着く事が出来ました。(^^)v

「岸井うどん」さんと言えば、2両のブルートレインが今ではシンボルになっていますね。

雲辺寺ロープウェイ山麓駅の駐車場跡地に設置されています。

2両のブルートレインは、現在、宿泊施設として利用されています。

宿名は「四国遍路の駅 オハネフの宿 なな 瀬戸」です。

「オハネフ」の意味ですが、客車の形式を表す記号だそうです。

「オ」>積車重量、「ハ」>普通車、「ネ」>寝台車、「フ」>緩急車(車掌室のある車両)

以上が記号の意味です。

こちらのブルートレインですが、2008年に引退し、鹿児島県阿久根市で放置された状態だったのを、鉄道ファンであられる岸井うどんの大将が引き取ったそうです。

現在の場所へは鹿児島から4日ほどかけて移送されています。

途中、大分県臼杵港から愛媛県八幡浜港までは船に載せての移送だったそうです。

移送費用は2000万近く掛かったようで、費用の一部はネットを通じて募金活動を行ったとの事。

多くの鉄道ファンが支援されたようです。

また費用面だけでなく、車両の修繕にも体を張ってボランティアとして参加された方も多くいらっしゃるようです。

それだけ、この宿に対して期待されているのでしょう。(^_^)

こうして文章にするとあっけない感じですが、引き取る覚悟を決めてから、開業までに8年間を要したそうです。

ひとかたならぬご苦労があったことが想像されます。

今回は残念ながら宿泊する事はありませんでしたが、いつか泊まってみたいですね。(´▽`)

ところで、うどん屋さんの方ですが、車両の後方に店舗があります。

こちらのお店は善通寺市から昨年移転されて来ました。

善通寺で営業されていた当時と同様に、店舗はビニールハウスの構造となっています。

開店時間の少し前でしたが、既に営業が始まっていたため、私は店内に入りました。

店内の雰囲気も、以前善通寺で営業されていた頃を思い起こさせます。

大将のお話では、本当は自らの手でお店を手作りしたかったそうですが、様々な事情があり、他者の手も借りて建てる事となったそうです。

でも、手作り感のある趣で、とても良いと思います。(^^)

店内では、ブルートレインのイラストが描かれたボックスに入っている、おみやげうどんも販売されていました。

メニューは↓↓こちら。

4種類のメニューのみで、かけうどん等、出汁系のメニューはありませんでした。

今回私が頂いたのは「肉釜玉うどん(小)」です。

出来上がるまでしばし待ちます。

セルフ店なので、出来上がったら厨房側のカウンターまで品物を取りに行きます。

↓↓こちらが注文した「肉釜玉うどん(小)」。

お肉がてんこ盛りで嬉しくなります!(^○^)

テーブル上には出汁醤油が用意されています。

それをうどんにかけます。

ただ、出汁醤油を直接お肉にかけないよう注意して注ぎました。

お肉があまり辛くなりすぎないよう配慮しました。

出汁醤油を注いだ後は、麺と卵が絡み合うようにかき混ぜます。

そして麺から頂きます。

釜ぬきのモチモチ麺は奥にコシが待っていて、心地よい歯応えがあります。

手切れならではの食感も楽しめます。

卵や出汁醤油が良く絡んでとても美味しい!!(^^♪

お肉は脂身が口に溶けて甘く、肉身のしっかりとした食感が残ります。

甘辛い味付けも絶妙だし、量もたっぷりで食べ応えあり!!

とても美味しかった!!(^^♪

岸井うどんさんの「肉釜玉うどん(小)」、大変満足させて頂きました!(^○^)

お店から少し先へ登って行くと、すぐに雲辺寺ロープウェイ山麓駅があります。

今回は時間があまり取れず、山頂へ行くことは出来ませんでしたが、機会があれば、山頂へも足を運んでみたいですね。

山麓駅からも岸井うどんさんとオハネフの宿を眺める事が出来ました。

上の画面で一番右端にあるビニールハウスが、岸井うどんさんです。

さあ、これから山を下って行きます。

雲辺寺山麓と言っても、相応の高さがあり、市街地が一望できます。

山を下っていく最中、妙な建造物に出くわしました。

↑↑こちらは「監的所」と呼ばれる建造物です。

日清戦争の折、この辺りは陸軍の山砲射撃場だったそうです。

監的所は、射撃や砲撃の訓練を監視する為の建造物なんです。

このような場所で戦争遺跡に巡り合うとは思いもしませんでした。

貴重なものが見れて気分も上向きです。(^_^)

この場所を離れた後、山を下る際、ナビが案内してくれたのは裏道でした。

それに従って進みますが、なんとも寂しい雰囲気の道でした・・・。

車1台がやっと通れるほどの細い道で、人の気配すら感じられません。

少しの恐怖と大きな不安を抱えながら道を下ります。

ただ、そんな中でも幸せに思えたのが周りの景色・・・大自然です!!(^^)v

これはかなり癒されました。

やがて、下り道から平坦な道へとなった時、大きな池が目の前に現れました。

大野原町丸井の「大池」です。

どうやら山を無事に下りることが出来たようです。

結局山を下る裏道では、農家のご夫妻と思われる方にしか遭遇せず、その他では車も人ともすれ違うことはありませんでした。

だからここに到着して、ようやく安心しました。

でも、過ぎ去れば、先程まで抱いていた少しの恐怖も、大きな不安も、ひとつの思い出として変わりました。

こうした思い出の積み重ねがあるから、食べ歩きの旅はやめられない。

2024年も旅は続きます。

 

「オハネフの宿」については下記のサイトをご参考下さい。(現在ご予約は電話での受付のみとなっています)

 

四国遍路の駅オハネフの宿 なは 瀬戸

瀬戸内海を望む雲辺寺ロープウェイ山嶺駅第二駐車場に佇むオハネフ25 2209とオハネフ25 206。 照明やベッド、テールライトや放送装置は現役当時のままです。 ほんのり香る国...

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岸井うどん 天空のブルートレイン店
〒769-1615 香川県観音寺市大野原町丸井1974−57



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