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竹酔亭本店 - 本場の地獄炊き -

2018年11月18日 | 長崎県(五島うどん・その他)

五島の朝は、あいにくの曇り空。

今にも雨が降りそうな空色です。

午前9時過ぎ、朝食を食べずに私はホテルを出ました。

朝食は午前10時から営業されている「竹酔亭」さんで食べる予定です。

ホテルからお店までは3キロほど、当初はバスで向かう予定でしたが、島の空気を味わいたくて、

私は散歩がてら徒歩でお店へ向かうことにしました。

その前に、ホテルのすぐ近くにある海童神社へ参拝。

鳥居の後方に白い角のようなものがありますが、これは鯨の顎骨です。

五島周辺の海では鯨漁が盛んだった事から、顎骨をこのような形で利用したと思われます。

あと、こちらの神社が建立された理由、それが謎めいていて非常に興味深いのです。

当時、有川郷が有川村と呼ばれていた頃、1617年から5年の間、毎年6月17日になると、

海で泳いでいた人の中から、相次いで溺死人が出た事から、それを鎮める為に、

神社を建立して、海童神を奉祀したそうです。

なぜ6月17日に限って、そのような事象が発生するのか?

とても不思議な話です。

鳥居をくぐると階段があったので上がってみる事にしました。

小高い丘になっていて、頂にはすぐに到着。

大阪でいうと茶臼山のようなものです。

頂は、周囲が木に覆われていて、残念ながら景色を見る事は出来ませんでした。

海童神社をあとにしてお店へ向かいます。

相変わらず天気はどんより・・・。

晴れていると、もっと景色は映えるだろうし、夜になると星がたくさん見れて最高なのですが・・・、

こればかりは仕方ない事。

どんな状況でも「楽しむ」をモットーにしている私です。

ポジティブシンキングでこの日をすごしてやろうと決心しました。(^_^)v

しばらく歩いていると「蛤浜海水浴場」の標識を見かけました。

急ぐ旅ではないので、海水浴場へ寄ってみる事にしました。

程なくして海水浴場へ到着。

石碑が立っていたので、

そこに刻まれている文字を読むと「日本の水浴場八十八選の地」と書かれていました。

海水浴場には立派な海の家もあります。

ただ、オフシーズンだったこともあり、海の家は閉まっていますし、砂浜には誰もいません。

波打際にはゴミが打ち上げられていて、少し残念な気持ちになりつつも、

静かな海水浴場も、なかなか味わいがあると思いました。

都会の喧騒とした中で、嫌と言うほど人の声を聞いている私の耳に、

静かな波の音は、ひと時の安らぎを与えてくれます。

海に癒された私は、お店を目指して歩き始めました。

しばらく歩いていると、目の前にトンネルが・・・。

暗所恐怖症の私、一瞬後退りしましたが、ここを通らないとお店へは行けない・・・。

意を決してトンネルの中へ・・・。

トンネルの中は、私の心配をよそに、意外と明るい。

交通量もそれなりにあって賑やか。

これなら全く怖くない。(^u^)

ただ、排気ガスが酷くて、ハンカチを口に当てて歩きました。

やがて光が見えて、無事にトンネルを通過。

本来なら、このトンネルを抜けて道なりに歩くと、目的のお店にはすぐに着くはずなのに・・・。

ナビに違う方向へと案内されました・・・。(^-^;

結局、15分ほど迷って、ようやくお店へ到着です。

今回訪ねたのは↓↓こちらのお店。

ますい製麺さんが営んでいる、五島うどん専門店「竹酔亭本店」さんです。

五島列島初の五島うどん専門店です。

創業は昭和63年と、意外と歴史は浅い。

店内に入りますと、くの字型のカウンター席と、その背面にテーブル席、座敷があります。

私がお店に着いたのは10時30分ごろ、店内には数組のお客さんがいらっしゃいました。

↓↓メニュー。





私は「釜揚げうどん」(地獄炊き)を単品で注文しました。

注文して暫くすると、つけ汁と卵、薬味が運ばれて来ました。

卵には生姜が入っています。

薬味は鰹節とネギ。

鰹節は卵に入れ、ネギはつけ汁に。

そしてうどんが鍋に入って来ました。



五島うどんは麺が細い。

そして熱い湯の中でも麺がふやけにくく、しっかりとしたコシを保ちます。

まずは麺をそのまま食べてみました。

しっかりと旨味のある麺で美味しいです。(^^♪

コシも強いですね。

麺をつけ汁に浸けて食べてみました。

つけ汁はアゴ出汁です。

アゴの風味、旨味が麺と絡み、とても美味しい!!(´▽`*)

いくらでも麺がススミます。

次は卵に浸けていただきました。

この卵には生姜が入っているのですが、これが良くない。

好みの問題ですが、卵の旨味が生姜の味に消されてしまい、少し残念でした。

出来れば生姜は別盛にしてほしいですね。

なので私はアゴ出汁を中心にいただきました。

竹酔亭さんの「釜揚うどん」(地獄炊き)、生姜入りの卵を除いては、大変満足出来ました。

美味しかったです。(^^♪

さあ、朝飯を食べ終えたので、これから昼食を食べに行こう。(^_^)v

 

竹酔亭 本店
ジャンル:うどん
住所:〒857-4214 長崎県南松浦郡新上五島町七目郷449-1(地図
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情報掲載日:2018年11月17日

 



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