DVDと言っても、持っているのは録画DVDですが。
今日じゃなくて先々週、体調が悪くて寝込んでいた週末に見ていました。
久々にみていいなぁと。
数年前、2年間ぐらい、ワールドカップ・スキー全戦を見たくてスカパーに加入していたことがあります。その時に映画やアニメをDVDに撮り溜めしていたのが結構大量にあって、その中の一枚。
イタリアの田舎町に、スペインからフラメンコダンサーが公演ツアーに来るのですが、予約していたホテルが手違いで取れていなくて、、、ひょんな事からその町の会計士の実家(農家)に泊まる事になるんですが、会計士がダンサーに恋をして、、、、、というところから始まるお話。
レズの妹、ちょっとイっちゃてる弟、調子にのってハッパでラりる陽気な親父。離れにひっそり住んで姿を見せないおじいちゃんとは、いつも道ばたから家に向かって怒鳴って会話している。。。。なかなか個性的ながらも割とありそうで、なんだか親しみの湧く家族。
そこにフラメンコダンサーのツアーが絡むのですが、、、、特に何か物語りがあるかと言うと、あまりありません。ストーリーにヒネリも緊張感も、なにもないのですが、イタリアの田舎町+ひまわり畑の風景+フラメンコ(チックな)ダンスで、結構満足。
好みははっきり分かれる映画でしょうね。基本的に、世の中からは「駄作」に近い評価を受けているんじゃないかと、勝手に想像してますが。わたしはこの映画の気楽さ加減は好きですね。
この映画以外でどんなものに出ているかはわかりませんが、主演女優のロレーナ・フォルテーザは、いかにも、なラテン美人で、スタイルもとても綺麗。本格的なフラメンコダンスは期待できませんが、雰囲気はとてもいいです。
最後も、happy ending。これが結構好きなんだな。
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僕の父の父であるジーノ・クァリーニは
孫が生まれた日に死んだ
祖父はひとりで生きることを望み
ある朝独りでこの世を去った
スペインへ発つ前の彼の一言が忘れられない
「ジーノ!明日スペインへ行くよ!」
彼はたったひと言こう叫んだ
「オーレー!!」
このシーンで、ちょっと、グっと来ました。爽やかな後味です。