Helge Lien Trio "Hello Troll"
お気に入りのピアノトリオ、ヘルゲ・リエン・トリオの今年の新譜。
本当にトロールが出てきそうな深い森の苔生した地面を、単焦点レンズで思いっきりボケ味を生かして撮影したジャケット。
今回は全編オリジナル。いかにもヘルゲ・リエン・トリオのアルバム。
「音」が気持ちいい。
ピアノトリオは、音数(おとかず)が少なめなので、その演奏や、各パートのインプロビゼーションの緊張感などにキモチが向いてしまう事が少なくないです。
でも不思議なことにこの人たちのアルバムは、トリオとしての演奏そのものより、そこからふわりと離陸して、音からイメージする世界に浮遊してしまう感じ。
お気に入りのピアノトリオと言えば、e.s.tがありますが、リーダーのエスビョルン・スヴェンソンの他界で、もうe.s.tとしてのアルバムはでないんだろうな....。享年44歳。非常に残念です。
同じ北欧出身で、日本で売れ始めた時期が結構重なっていたこの二つのピアノトリオですが、ぞれぞれ独自の世界を築いています。
e.s.tは少しエレクトリカルなエフェクトを使って独自の世界を、ヘルゲ・リエンはその現代的なオリジナル曲と演奏で独自の世界を。
でもなにか「定石を破った!でも、決して難解じゃない!」感というか、「ジャンルの枠にとらわれないJazz」というか、「とにかく、アルバム丸々そのコンセプトに賛同!」感のあるトリオ、というか、いつもながら上手く言えないですが、音楽界における立ち位置みたいな、大きな意味での方向性としてはなにか似ているような印象を持っているトリオ、と思っています。
雑誌の紹介記事のように、全部ひっくるめて「北欧っぽい透明感」とか言ってしまっては、これはもうなんともミもフタもないのですが、、かと言って自分もうまく言える訳でもなく。
お気に入りのピアノトリオ、ヘルゲ・リエン・トリオの今年の新譜。
本当にトロールが出てきそうな深い森の苔生した地面を、単焦点レンズで思いっきりボケ味を生かして撮影したジャケット。
今回は全編オリジナル。いかにもヘルゲ・リエン・トリオのアルバム。
「音」が気持ちいい。
ピアノトリオは、音数(おとかず)が少なめなので、その演奏や、各パートのインプロビゼーションの緊張感などにキモチが向いてしまう事が少なくないです。
でも不思議なことにこの人たちのアルバムは、トリオとしての演奏そのものより、そこからふわりと離陸して、音からイメージする世界に浮遊してしまう感じ。
お気に入りのピアノトリオと言えば、e.s.tがありますが、リーダーのエスビョルン・スヴェンソンの他界で、もうe.s.tとしてのアルバムはでないんだろうな....。享年44歳。非常に残念です。
同じ北欧出身で、日本で売れ始めた時期が結構重なっていたこの二つのピアノトリオですが、ぞれぞれ独自の世界を築いています。
e.s.tは少しエレクトリカルなエフェクトを使って独自の世界を、ヘルゲ・リエンはその現代的なオリジナル曲と演奏で独自の世界を。
でもなにか「定石を破った!でも、決して難解じゃない!」感というか、「ジャンルの枠にとらわれないJazz」というか、「とにかく、アルバム丸々そのコンセプトに賛同!」感のあるトリオ、というか、いつもながら上手く言えないですが、音楽界における立ち位置みたいな、大きな意味での方向性としてはなにか似ているような印象を持っているトリオ、と思っています。
雑誌の紹介記事のように、全部ひっくるめて「北欧っぽい透明感」とか言ってしまっては、これはもうなんともミもフタもないのですが、、かと言って自分もうまく言える訳でもなく。