「ところで、きょう指揮したのは?」秋山和慶回想録
秋山和慶・冨沢佐一 著
アルテスパブリッシング
最近読んだ本を1冊ご紹介します。広島市の市民にとっては広島交響楽団の音楽監督として身近な存在である指揮者、秋山和慶さんの回想録です。幼い頃の思い出にはじまり、世界各地のオーケストラを指揮された際のエピソードや、鉄道マニアでいらっしゃること、広島交響楽団のことなどが思い出話しのようにわかりやすい文章で綴られていました。この本の題名は、秋山和慶さんの理想の指揮者像だそうです。「私が理想とするのは指揮者がめだたずオケが素晴らしい演奏をすることです。「ああ、いい演奏だった。ところで今日の指揮者は誰だったっけ」と言われるぐらいがよいと思っています」(本文238ページより引用させていただきました)。この部分をよんだだけでもお人柄がうかがえそうですね。広島交響楽団についても10ページほど書かれていました。興味のある方は読んでみてくださいね。
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