最近、わらべうたの絵本をいろいろと探しています。「おはなしころころ」で、8月の勉強会は「わらべうた絵本」をテーマにしよう!ということになり、すでに10冊ほど図書館で借りました。見てみると、私の全く知らないわらべうたや、途中までは知っているけど後半は全く知らないわらべうた、私の知っているのと似ているけど、ちょっと違うわらべうたなどがたくさんありました。これはほんの氷山の一角でしょうから、なんとたくさんのわらべうたが昔から歌い継がれてきたことか・・・。私の知っているのと似ているけど、ちょっと違うわらべうたというのは、きっと地域によって少しずつ違うのでしょう。また、時代によって少しずつ変わってきてもいるでしょうから。
わらべうたで音楽教育を始めると良いと書いている本を読んだことがあります。どんな本だったか覚えていないのですが、「わらべうたは音が少なく子どもが歌いやすい音域で、しかも楽しく遊びながら歌うものなので、音楽教育の導入に良い」というようなことが書いていたと思います。こどもは楽しいことはすごい勢いで吸収していくので、なるほど!と思ったのでした。
今の子どもたちも、わらべうたで遊ぶのが大好きですよね。以前、小学校の軽度の知的障害を持った子どもたちのクラスで、リコーダーアンサンブルのミニコンサートをしたことがありました。プログラムの中にわらべうたのコーナーを設け、演奏にあわせて一緒に遊んだりしたのですが、それはそれは楽しそうでした。「とうりゃんせ」で、歌の最後で捕まらないように必死で駆け抜けるこどもたちの顔が忘れられません。楽しく遊びながら、基本的な音感や身体能力、先のできごとを想像する力などいろいろなことを学んでいるんですね。
夏休みに入って、娘と一緒に「絞り染めのエコバッグ作り」と「陶芸教室」に行ってきました。
絞り染めは、広島市立中区図書館主催の「図書館で遊ぼう」という催し物で、型染め作家の方が講師で絞り染めのやり方を教えてくださいました。布をつまんで輪ゴムでしばるだけなのですが、縛り方やつまみ方によって模様のでき方が変わってきます。染めあがって輪ゴムをほどくまでどんな模様ができるかわからない、というワクワク感があって、楽しかったです。輪ゴムほどいて布をひらいたときの「わー!」という感覚、久しぶりに味わいました。
陶芸教室は今日行ってきたばかりなのですが、素敵なコーヒーカップができたようなきがします。焼きあがると色の感じなどが変わると思うので、どんなふうにできるのか楽しみです。自分で作ったカップで飲むコーヒーは、より一層おいしく感じられることでしょう!
子どもに便乗して、もの作りを楽しんでいる今日この頃です。そうそう、小さいオカリナを作って、コーヒーカップの持ち手の上に付けました。焼くときにはずれていなければいいのですが・・・。
以前このブログでもご紹介した「金子みすゞ詩による童謡歌曲集 ほしとたんぽぽ」(中田喜直作曲)
今年の6月に開催したミニコンサート(生徒さんの発表会)で、この曲集の中から「わたしと ことりと すずと」「ほしとたんぽぽ」の2曲を詩の朗読とともにオカリナで演奏しました。詩の朗読は、お話し会や朗読のボランティアをされている生徒さん(この方はピアノもオカリナも習いに来られています)。ピアノはデュオ・ピカリーナのピアニスト岩本さんです。詩の朗読と一緒にこの曲集をオカリナで演奏したいなぁ、と以前から思っていたので、ミニコンサートで生徒さんやお客様に聴いていただけて、本当に嬉しく思っています。このミニコンサートの司会を、毎年リコーダーアンサンブルカノンのメンバーにお願いしているのですが、「わたしと ことりと すずと」「ほしとたんぽぽ」の2曲を聴いて、「とってもいい曲だねぇ!素敵な曲だね!」と言ってくださり、リコーダーアンサンブルでも演奏してみたい、ということになりました。
私が持っている楽譜は独唱とピアノのための楽譜だったので、改めて女声合唱編(曲 中田喜直)の楽譜を取り寄せてみました。ざっと見た感じ、リコーダーで吹くのに音域的には問題なさそうでした。実際に音を出してみなければ、リコーダーアンサンブルの響きにあうかどうかはわかりませんが。原作の独唱用は14曲あるのですが、女声合唱編はその中から7曲と新たに作曲された1曲の8曲しかありません。私の好きな曲で入っていない曲があり、少し残念でしたが、リコーダーで吹けそうな曲、吹いたら良さそうな曲を4曲ピックアップしてみました。調号(♯や♭)があまりにたくさんついている曲は吹きにくいですし、語るように作曲されている曲は、やはり歌詞がなければおもしろくないのではないかと思うので。選んだのは
「みんなをすきに」
「わたしと ことりと すずと」
「たいりょう」
「ほしとたんぽぽ」
この4曲です。女声合唱として作られた曲をリコーダーでふいたら、どんな響きがするのでしょうか?9月の練習が楽しみです。私はピアノ伴奏担当になるので、これまた楽しみです。独唱用のピアノ伴奏と全く同じで(曲によっては調が違いますが)、どれも素敵な伴奏です。ピアノ伴奏だけでも何度でも弾きたくなるほど素敵です。
来年のリコーダーアンサンブルカノン夏の定期演奏会で、詩の朗読とともに、みなさんにお届けできるかもしれません