脱サラ整体師の午後

日々の生活や施療の中で、発見したこと、気がついたことなどを綴ります。

1歳児の4割が、スマホ経験!

2017年03月05日 | Weblog
先日、私は、東京新聞のある記事がとても気になりました。
ある調査機関の調査によれば、

“1歳児の約4割” “3歳児の約6割”は、

スマホなどの利用経験が、あるそうです。
しかも、その約半数が、
 「毎日必ず」か、「ほぼ毎日」、利用しているとか!

私は、「そこまで進んでいたのか…!」と改めて驚きました。
でも、幼児の場合は、自らの意思でスマホを使うはずは無く、
当然“親の意思”、ということになります。
その主な理由は、
     「子どもの機嫌が良くなる(喜ぶ)」(54%)
     「保護者の手を離れる時間ができる」(40%)
     「機器に触れたがる」       (28%)

だそうです。

“スマホ利用者の低年齢化”が進んでいることは、
今や、止めようのない社会現象です。
でも、このまま飲み込まれるだけでいいのでしょうか?

<心配その① 脳への影響はどうなのか?>

 乳児から幼児前半は、脳の発達が最も著しい時期で、
1~2歳でシナプスの数はピークを迎えます。
脳神経系は、5歳児までに80%、12歳で100%完成します。
まだ未完成で、脳が柔らかいこの時期に、テクノロジー刺激
ってどうなのか?
右脳と左脳は、バランス良く育ってくれるのか?

「パソコンや携帯端末の画面を見る時間が長ければ長いほど、社会的スキルが低下し、
人の気持ちを読み取る能力が育ちにくい」
という研究結果も発表されています。

<心配その② “ネット依存症”へのリスク>

実は今、“ネット依存症”の患者が増え、しかも低年齢化している
という状況があります。
従来は、10代後半~20歳前後が中心だったようですが、
最近は、小学生が専門医を受診するケースも増えているそうです。

 “親が依存のリスクを考えず、おもちゃ代わりにスマホを持たせる”とか、

 “親の使い過ぎを見て、真似をする”

といったことが、依存を招き、睡眠障害、不登校、引きこもり、
といった重大な事態につながるケースもあるようです。
また、身体的には、視力低下、首こり、頭痛、肩こり、なども発症します。
早い時期に始めれば始めるだけ、依存のリスクは高まるのです。

あのスティーブ・ジョブス(アップル社の共同設立者、2011年没)でさえ、
自分の子どもたちが、テクノロジー機器を使う時間については、
厳しく制限していたという話です!

現代のキッズたちが、やがてスマホの波にのみ込まれていく事態は、
避けようがありません。
でも、“子どもの心と脳が、バランス良く育つように”、
(親の都合だけでなく)スマホとの距離感、使用時間を、一度考えるべきだと思います。

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