名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
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SS2-14 78飛戦法(8)

2024-09-04 | 基本定跡の研究

初手78飛に対して34歩と突くと話はちょっと変わります。

もちろん先手には両方の対策が必要ですが、後手は好きな方を選べばよいでしょう。48玉84歩38玉85歩76歩

2手目32飛戦法と違い、88角成同銀45角が成立しませんね。ここで後手の86歩同歩同飛というのは疑問手です。22角成同銀77角

82飛に84歩33桂88飛72銀

というのが昔からある受け方ですが、この図の評価値は+222の先手良し。

ちょっと筋が悪いという評価だったと思いますが、84歩ではなくて83歩52飛88飛

先手はこちらを選んでも評価値は+266の先手良しです。というかこちらのほうが評価値が優りますね。

78飛に84歩の時もでしたが、後手が8筋を破るというのは疑問手になるようです。

 

今日の話は短すぎるので、明日の予習をしておきましょう。78飛34歩48玉84歩38玉85歩76歩

ここで後手は42玉とします。先手は75歩を突いて升田式石田流にすることもできますが、68銀が変わった手です。

86歩同歩同飛には79金

後手が知らないでこの図になったら考え込みそうです。明日検討してみましょう。

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