名将会ブログ (旧 名南将棋大会ブログ)

名古屋で将棋大会を開いています。
みなさんの棋力向上のための記事を毎日投稿しています。

SS4-13 ゴキゲン中飛車(12)

2025-01-27 | 基本定跡の研究

初手から76歩34歩26歩54歩

25歩52飛58金右

55歩24歩同歩同飛

56歩同歩88角成同銀33角

21飛成88角成の時に、これまでは55桂でしたが、77角を調べてみます。

後手は77同馬か89馬の分岐です。77同馬同桂32銀

ここで11竜は疑問手だから25竜だと所司先生は書いてあるのですが、AIに聞くと11竜が正解です。33角に66角

11角同角成の図がよいかどうかですが、

この図の評価値は+122、先手に分があります。駒得と言ってもまだ難しく見えるので、読み筋を追いかけてみます。62玉66馬89飛68金寄

78銀を受けたのですね。99飛成65桂89竜53香

42飛54桂72玉42桂成同金12飛

先手の駒得になりましたがまだまだ。52歩23歩64歩36角

63銀23歩成65歩75馬

こんな調子で攻防が続きます。評価値ではなんとか先手ペースというくらい。でも攻めはわかりやすいです。

なお所司先生は (多分実戦例からでしょう)

25竜が正しいとされていて、88角66角

ここから、99角成11角成79銀以下 (78金89馬79金同馬) 後手がわずかに指せる (評価値は後手良し) という結論ですが、79銀には65桂とすると

この図の評価値は+495の先手有利です。56歩と取り込めないし、53香はあるし、言われてみれば確かに。

ということで戻ってAIに聞くと

ここは56飛が正しく、11角成57歩68金寄99角成48玉62玉

これくらいの変化で評価値は0付近の互角です。

戻って

77同馬同桂62玉の変化も言及されています。

記事が長くなっているので少し端折りますが、56飛11竜72玉57香26飛27歩66飛同歩

所司先生は互角とされていますが、この図の評価値は+223の先手良しです。先手玉は少し堅くなっていて、53桂も残っています。

戻って

後手の手が広いですが、AIに聞くと88角が最善のようで、68金上99角成11角成72玉

この図の評価値は+105、ペースといえるかどうかというくらいです。

結局ここでは

77同馬ではなく、89馬が有力のようです。明日検討します。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  SS4-13 ゴキゲン中飛車(11) | トップ |  SS4-13 ゴキゲン中飛車(13) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

基本定跡の研究」カテゴリの最新記事