フリージア工房 国道723号店

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ヤフオクでカメラを買う理由

2007-02-04 20:09:33 | 写真とカメラ
この前、ヤフオクにて「ヤシカエレクトロ35CCN」というカメラを買いました。
オートフォーカスのカメラやレンズ、或いはデジカメを買う時は、中古カメラ店で買うという行為にはいささかの躊躇もなく、若干の緊張だけで済むのですが、クラシックカメラとなると、なかなかそうはいかない私です。
ベテランのカメラファンではない私が、店員さんがショーウィンドウから取り出したクラシックカメラを受け取った時、そのチェック作業はどこかぎこちない物に映っているであろう事に、やや自意識過剰になってしまうからかもしれません。
なので、古いカメラを買う時は、ヤフオクで丁寧な説明文を書いてて信用出来そうな方から買う事が多いです。

そんな私が、今回買ったヤシカエレクトロは、1973年に登場したカメラ。中古店の市場相場より結構安い価格で購入したこのヤシカエレクトロは、届いてみたら驚くほどの美品でした。
特にファインダーのクリアさには、時代を超え「昭和50年代の視界がそこにある」と言いたくなるような綺麗な時代物でした。
裏蓋を開けると、モルトは綺麗に貼り変えられ、クリーナーで拭いた匂いが伝わってきました。

このカメラを譲ってくださった方は埼玉県在住で、お礼メールの返信には、約1500台ものカメラを所有してると書かれてありました。
その方が住んでいる町は、私が埼玉県で最も好きな町で、スナップ写真をたくさん撮りたくなる町です。
このヤシカエレクトロの小振りなボディ(画像のハロショ袋で大きさを想像してみて下さい)に、35mmというスナップ向きなレンズ。まさに、散歩カメラに最適な一台と言えそうです。

ひとつ気掛かりなのは、あまりに綺麗なのでラフに持ち歩くのがはばかれる事でしょうか。
こういうのがまさに嬉しい誤算というのでしょう。

ヤシカのレンズの描写は、単に綺麗なだけでなく、どこか昭和40年代くらいの印刷物を思わせる不思議な色に思え、私は大好きです。
今時のデジカメのレンズが写し出す、クッキリでシャープな描写とは違う、ヤシカの個性的な味わいが好きな私は、次はヤシカがこのヤシカエレクトロの後に復活させたドイツの名門ブランド「コンタックス」に手を出そうかと検討中な日々です。

(ヤシカはコンタックスブランドを展開したのち、1980年代に京セラに吸収され、コンタックスブランドは京セラが受け継ぎました)

今回のBGM キャスタリア / YMO(坂本龍一作曲)
コメント
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