今日は休みだったので、久しぶりに三浦半島撮影散歩に出かけました。本日の機材は、海を撮る目的にピッタリなミノルタ ロッコールレンズ仕様。ミノルタXG-Sに、レンズはMC-Wロッコール35mm F2.8という少しレトロムード。フィルムは、フジのリバーサルフィルム「センシア100」。 デジカメは、レンズが飛び出さないズームレンズ搭載な街撮りスナップにベストな、ミノルタ ディマージュXi。
横須賀線東逗子駅を降りた私は、駅前の道を進み「ありえれいな」によく似た名前の美容院を過ぎ、とある学校の前へとやって来ました。校門の横には「二子山ハイキングコース」と矢印を添えて書かれた案内板のある静かな学校。ここは、世間的には地元の人以外は誰も知らない無名の学校でありながら、ごく一部には知られた学校。そんな場所で、右手にコンパクトデジカメを持ち歩くのは、ほとんど怪しい人状態。さっと撮っては、手の平に収まる極小ディマージュを持ち直す自分(苦笑)。それはともかく、居るかな?と思っていたSTKは一人も居なかった。自分は、めぐを引退にまで追い込んだSTK達の存在が大嫌いだけれど、いないとなるとちょっと拍子抜け。いつもいる訳ではないのだろうか…
学校の横は、二子山ハイキングコースへの道になっていて、緩い上り坂になっていたりします。その道を上がっていくと、広くない校庭が一望出来るという(苦笑)。校庭では体育やっていました。そんな学校の写真を数枚撮った自分。街撮りスナップに慣れて免疫ある自分は、こそこそ撮らないのがスナップの極意だと思っております。まあ、自分は風貌が怪しいとは思っていないのではありますが(キッパリ!)。
二子山は標高200mほどの山で東逗子駅前から一時間ほどで登れるので、ちょっとしたハイキングにも良さげ。東逗子駅前は店が少ない(まあ、静かな町なので)のですがコンビニが一軒あるので、そこで色々調達していくと良いでしょう。三浦半島の山は、海を一望出来るのも魅力です。二子山山頂からは、房総や横浜ベイブリッジが見えます。
午後は、葉山の長柄(ながえ)から森戸川沿いを散歩。森戸川は小川なので、架かる橋がどれも小さく愛らしい。しかも、山間でもないのに左右にカーブしながら流れている不思議な川。長柄の辺りだと水も綺麗です。
その森戸川に沿って海へ。今まで何度となく訪れた森戸海岸に到着。ここはいつも静かで良い所です。綺麗な砂浜に転がっていた丸太に座り、近くのローソンで買ってきた梅ソーダ割りを飲みながら休憩。
海岸では、犬の散歩をする人。その犬を一眼レフで撮影する女性。波にはしゃぐ子供と母親…など、のどかな風景が展開されています。海の向こうの江ノ島、そして富士山。ゆったりと流れる時間…
ずっと、森戸にいても良かったのですが、まだ三時半なので一色海岸に向けて歩き始めました。「矢島酒店」の前を通りながら、店名に食いつき脳内で「わっきゃない(Z)」を再生し、芝崎の防波堤に沿って歩きながら、西日に照らされた一色海岸に到着。この道は私の葉山海岸散歩定番コースです。
一色海岸も散歩や海を眺める人達などがいて、のどかでした。一色は葉山御用邸や公園があるので、森戸よりは若干人がいますが、不思議と観光地めいた下世話さがないのは、葉山という土地の持つゆったりとした時間の流れのせいなのか?御用邸があるための厳かな空気がそうさせるのか? 何度来ても答えは出ません。そして、ここでも一眼レフを持った方が、夕陽を色々アングル変えて必死に撮っていました。
日没まではまだ時間があるので、もう少し足を延ばし長者ヶ崎へ。しかしこちらは、駐車場に車停めて、車内で夕陽を堪能するカップル連や、長いレンズを付けたデジ一眼を持ったおじさん二人など、森戸や一色での雰囲気とは一変したムード。おじさんの付けているレンズ、自分のミノルタXG-S&ロッコールレンズの合計の重さより重そうです。デジ一眼で長く重そうなレンズ、自分とは別世界だなと感じながら、西日と飛行機雲をセットに富士山を撮影。
葉山の海だけは、森戸も一色も長者ヶ崎も、そこに居る人達のキャラに関係なく、同じように優雅でゆったりとした風景を見せてくれます。それをファインダー越しに感じながら、夕陽が沈む葉山に一人。
今日のBGM As ONE / ℃-ute