朝の情報番組が二つもモーニング娘。の二位をスルーした。上位の他の歌手は取り上げているから不自然極まりない。しかもチャート初登場ではないアイドルグループについても紹介をしているのに。そのグループより今週の順位では上だったのに。
ニュース的要素が薄いからという意見もあるけれど、今回のシングルでモーニング娘。は47作連続ベスト10入りで、これは浜崎あゆみの48作に次いで女性歌手の記録では単独二位となる記録だそうだ。これは充分ニュース性は高いのではないのか?
いや、テレビの情報番組に期待してはいけないのだろう。テレビというものは昔から印象操作をたくさんやってきた。私も知らず知らずの間にテレビに刷り込まれた誤解を抱いている事柄があるかもしれない。
今回のチャートの上位はバックに何かしらの力を持った歌手がいくつもチャートインしているように見える。そんな時に発売をしたモーニング娘。が不運というか、不憫というか。
穿った見方をすれば、モーニング娘。を映像で紹介したくない存在があって、そこが圧力をかけたのではないか?となる訳だ。でも証拠はないし、出ても来ないだろう。
モーニング娘。やハロプロのグループがテレビで目立つ事は許されないのか?いや、そんな事はない。道重さゆみちゃんはバラエティ番組に色々と出ている。Berryz工房は先日バラエティ番組で活躍した。
では何故今回のような事があるのか?これはあくまで想像でしかないけれど、モーニング娘。の歌やダンス、ハロプロの歌やダンスが不特定多数の目に留まる事をよしとしない勢力がいるのではないか?それは多くのヲタがイメージするようなライバルの所ではなく。
例えば、Xが輝いているように見せるためには他がXより実力で劣ると定義付けられるのが良い。そこで実力を売りにしない所を立てて、そこを対極として存在させる。方向性が違うからマーケット的にも問題はなく、どう見ても実力ではXより下に見えるから優位性も保てる。
しかし、今の日本のアイドル達は踊って歌うのが当たり前になりつつある。その象徴とも言えるモーニング娘。そしてハロプロは隠してしまえ。他のアイドルもテレビに出たければ実力ではなく違う部分を売りにしろ。そんな事で例えばZは路線を完全にキワモノ方向に振って、しかもそれが面白いのだと作り手みずからが喧伝してテレビへの道を掴んだ。
アイドルはひとつの勢力にまとまる必要はない、いろんなアイドルがいて競い合い、協力しあって行こうなどとプロデューサーが明言しているアイドルがいれば、そこは親元自らが干す。たまにゴールデンタイムにグループで出てくれば、それは巨大勢力への噛ませ犬というポジションを与えられる。
そのアイドルの呼びかけに応えて一緒にイベントをしたグループ達も一緒に出演させて、そこでは目立たせなくさせて視聴者に関心を持たれないようにする。
それはそのアイドル達のバラエティスキルが足りないからだと言う意見もあるかもしれない。私はそれに対してこう答える。「アイドルが出るバラエティは台本ありきではないのか?その台本は誰が書くのか?」
あくまで妄想に過ぎないかもしれない。でも、そんなに的外れにも思えないと思うのだが。これ以上を書くと間に入られそうだから、この辺でやめておく。