アイドルになりたい。そう夢を見ている女の子は全国に五桁はいる事でしょう。しかし、実際にアイドルになれる女の子はほんの一握り。地下アイドルというジャンルが出来て以前よりはアイドルになるための難易度は下がったとはいえ、メジャー事務所に入るのは今でもかなり難易度は高いのです。つまり、アイドルとは選ばれた人達。誰でもなれる訳ではない、スペシャリスト集団。
それだけ、なるための難易度が高いアイドルという活動は「職業」であり、決して「サークル活動」ではない。職業であるから給料が発生し、職業であるからサポートするスタッフがつく。
そのスタッフはアイドルという自社商品をなんとかしてヒットさせるために日々動き、その働きで給料をもらっている。アイドルという職業は本人を意味するだけでなく、そのアイドルによって給料をもらって生活しているまわりの人達も含めたものである。それが社会というものであり、だからこそアイドルは自分の立場を重んじなくてはいけないし、それが出来ないのであればアイドルを辞めるしかない。
だけど、辞める事は安易に出来る事ではない。一人のアイドルを売っていくために一体何人の事務所内外の大人が生活を賭けてアイドル業に関わっているのか。その事を理解しなくてはいけません。
という事をUFAはアイドル達に説明しているのでしょうか?この事務所は人の出入りが軽すぎる。一人のアイドルが辞める事でどれだけのスタッフに迷惑がかかり、どれだけ事務所や、仕事でお世話になっている会社に損失を与えるか。そして、どれだけファンが悲しむか。
アイドルは社会人であり、公的な有名人である。存在というものに、もう少し敏感であってほしいのです。