フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

踊るガールに観るガール

2012-10-07 21:26:37 | アイドル etc

 9月のある土曜日の午後、私は川崎でDancing Dollsを観ていた。彼女達の場所はアイドルというカテゴリーとは違うかもしれないが、彼女達は笑顔を振り撒き、ミニライブ後には握手会を開いて数十人のヲタとコミュニケーションを行なった。
 ステージは軽快なメロディに乗せてキレのいいステップを踏むメンバーの躍動が存分に発揮されたもので、その緊張感のあるステージングは通りすがりの買い物客の足を止めるだけの迫力は確かにあった。彼女達の平均年齢は16歳。双子のメンバーは既にネット動画界隈では人気者である。

【FULL】Dancing Dolls 『タッチ-A.S.A.P.- (Music Video)』


 魅せるダンスとは一体なんだろう?私も通行人も、或いは彼女達のステージを視るのは初めてではないであろう数十人のヲタも、ほとんどの人が彼女達のダンスに目を見張った。そのダンスは玄人ではない我々に息を飲ませるだけの見映えの良さを備えている事は、確かにしっかりとステージ上から発散されていた。プロとしてダンスを披露するのであれば、それはただ上手いだけではなく、観ている側を楽しませワクワクさせるものでなくてはならない。
 私はとても良いものを観たという充実感で満たされながら池袋に向かった。

 サンシャインシティの噴水広場のステージに女子流のメンバーは立っていた。彼女達のヲタは一緒に身を踊らせながら、ステージとのシンクロを満喫していた。それは紛れもないアイドルというジャンルが表現され、彼女達はそのステージに忠実であったのだ。

東京女子流 / Bad Flower -Short ver.-


 五人は少し大人っぽい表情と、少しはにかんだ幼さを両生させながら、ゆったりとしなやかに踊っている。多くの観客で埋め尽くされたフロアには女の子の姿も割と多い。それはそのまま東京女子流への期待と憧れへの眼差しとしてステージに突き刺さる視線の束であり、メンバーもその束を受け止める事は望むところなのだろう。既にメンバーの歩く行き先は武道館という道しるべが立っている。

コメント
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