フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

テレビはアイドルにとって必要な場所?

2012-10-17 13:07:13 | アイドル etc

 このブログを検索で訪問した際にどんな検索ワードで訪問したかが「アクセス解析」という編集画面にある機能でわかるのですが、先日こんな検索ワードがその日の第一位になっていました。
「テレビに出られないアイドルのヲタの負け惜しみブログ」
 一体どこでどのように流布され、このブログのどこにそのようなキーワードが関連付けされたのかはわかりませんが、思わず苦笑いでありました。

 なぜならば、私は最近はテレビをほとんど見ない人間なのであります。見たい番組がある時にしか見ません。自分の時間の過ごし方というものは多種多様であるのが本来の人のあるべき姿で、本を読むなり、音楽を聴くなり、DVD、ゲーム、模型作り、勉強、絵描き、なんでも良いと思うのですが、テレビを見るなんてのはその中の選択肢の一つにしか過ぎない。「テレビに出られないアイドル」を残念にも思わないし、「テレビに出ているアイドル」を羨ましいとも思わない。
 アイドルが所属する芸能界という世界はテレビを活動の場として有効活用しているから、その意味ではアイドルとテレビは濃密な関係と言えるかもしれない。しかし、今のテレビにアイドルの魅力を引き出してくれるような番組はいくつありますか?ブラックバラエティみたいに司会や芸人さんがアイドルを巧く引き立ててくれて魅力を発揮させてくれるような番組は希で、バラエティ番組の多くは芸人さんにとってアイドルとはからかって笑いをとる対象。歌番組も減少し、数少ない歌番組も深夜枠。ゴールデンタイムの歌番組はもはや歌の番組ではなくなりつつある状況。
 そんな状況なのに「テレビにどんどん出て欲しい」なんて自分は思えないです。これは負け惜しみなどという次元の話ではなく、出て欲しくないという願望。


 ただ、以前から思っているのは深夜で良いので、一時間くらいの長さでいろんなアイドルが出てきて歌やトークをする番組をどこかのテレビ局でやってくれないだろうかと願っています。
 48系やハロプロやももクロ辺り以外の、要するにTIFに出場しているようなアイドル達がカメラの前で楽しくトークをして、楽しく遊び、そして歌う。そんな普通な内容で良いのです。可愛いものに余計な装飾は要らない。今はアイドルが出てくるバラエティに余計な装飾をし過ぎです。
 東京の大手事務所のアイドル、マイナーアイドル、地方アイドルは東京でライブをやる時にでも収録すれば良い、毎回数組で構成するアイドルバラエティ。司会進行は芸人ではなくアイドルがいい。バニラビーンズが適役かなと思います。番組提供はタワーレコードですね。

 ここまで書いて思いましたが、そういう番組は今の保守思想なテレビ業界では難しい。ある程度の視聴者を要求されるテレビでは専門的な番組は成立しなくなってしまった。ならば専門的な番組がラインナップされるCS放送なら可能性はあるかと言えば、いろんなアイドルを集めて番組を作るのは予算的にテレビ局側にも、宣伝として事務所側にもメリットが少ない。つまり、その手の番組はインターネットでの動画配信がベストという結論になってくる。

 別に世の中に普遍性を持ったアイドルが居るのは問題ないし、そういうアイドルはテレビに出て便利に使われていくのは悪い事ではありません。ニーズの問題ですから。でも、多くのアイドルはテレビよりも制約の少ないデジタルコンテンツで自己表現をしていく方が魅力を伝えやすいし、既にそのような時代になっています。少し前にここにも書いたように、今時全国でリアルタイムで同じものを見られない、情報端末としては致命的な欠陥を抱えるメディアであるテレビは、多様化された今のアイドルというジャンルを伝えていくメディアとしては果たして相応しいのか疑問が強い今日この頃です。

コメント (1)
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