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「過去記事を振り返る」 湘南の青い海の色

2013-09-22 23:39:03 | ハロプロ(ベリ)

 この記事は2006年4月4日に発表したものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/7a41083f4f72014f4ede2e16b1212037

 今から三年半前に、あやみきヲタの間ではいまだに神番組と言われている「ことミック」という番組が、深夜に始まった。ことわざについて、松浦亜弥と藤本美貴がイチャイチャしながら学んでいくという内容のこの番組、当時はDVDレコーダーを持っていなかった私は、編集せずに毎日CMも含めて録画していた。
 そんな流れで録画こそしていたが、ことミックの始まる前に流れる「美少女日記3 湘南瓦屋根物語」と いう番組は、ほとんどスルーしていた。この番組に関する予備知識も、主演の子は当時は結成間もなかったハロプロキッズの子らしい、という程度の知識しか、 持ち合わせていなかった。たまに、早送りせずに見てみても、シュールな内容に、ほとんど喋らない主演の子という作品の作りに、今ひとつついていけない思い を抱いていた。ただ、15人もいるハロプロキッズの子達から先頭を切ってソロ仕事を掴んだだけあって、その主演の子は確かに可愛かった。プロフィールを見 ると、まだ小学二年生。名前は「菅谷梨沙子」という子だった。
 セリフは少なかったが、一瞬の表情などに、何かキラメキは確かにあった。瞳に強いエネルギーを感じる子だった。

 その番組から一年ちょっとが経ち、ハロプロキッズから選抜された子8人によるグループが結成されるという話を知った。久しぶりに見た菅谷梨沙子は、湘南瓦屋根物語の時よりも随分と背が伸びて、少し大人びた表情に変化を遂げていた。

 ソロ仕事が、ほとんどないと言っていいベリに於いて、梨沙子は「ほたるの星」と いう映画の主演級の役を務めるという仕事をしている。残念な事に、学業優先なベリであるから、その後は女優としての仕事はしていない。どちらかと言えば、 TVドラマより映画の方が向いていそうな梨沙子なのだが、その強いエネルギーを秘めた瞳は健在。その意味ではまたシュールな作品に出ても面白い。
 ベタだが古い町並みの残る町を舞台にした青春ものとかも、梨沙子はハマリそうだ。

 私の梨沙子のイメージはブルー。それも藍色。ベリの曲で歌い踊っている時の、ちょっとマセた表情の梨沙子は藍色だと思っている。でも、歌っていない時の梨沙子はもっと淡いブルー。水色?もっとポップな、パステルブルーな感じ。

 MCで詰まったり、ハロコンの時のステージのひな壇で一人真剣な顔でステージ上の先輩の歌を熱唱していたり、歌声が少しかすれた声であったり、本 人の無意識な部分でいくつもの顔を見せる少女「菅谷梨沙子」。この先の変化が凄い楽しみな子だ。ハロプロメンバーで、一番未来を見てみたい子かもしれな い。4月4日は、そんな梨沙子の誕生日。


<2013年の追記>

 梨沙子が楽屋で困っていたカリンちゃんに声を掛けて優しくしてくれたといいエポソードを今日知り、ああ梨沙子は今でも梨沙子なんだなと妙に安心したので、今回は梨沙子について書いた過去記事を紹介しました。
 梨沙子が優しい子であるというのはベリヲタなら百も承知な話で、そのカリンちゃんへの優しい先輩エピソードも納得の一件なのですが、嬉しいのはそういう他人への優しさや思いやりをいつまでも持ち続けていて、心は綺麗な梨沙子でいる事なのです。この業界、チヤホヤされてナンボでもあるので、自分をしっかり保っていないと流されてしまう事は多々あるわけです。ベリは9年やっているグループですから、もうベテランとしてふんぞり返っていてもいいくらいであります。
 ところが、ベリは不思議と年を重ねるほどに自虐的で謙虚な感じに変化していて、その中で梨沙子は変わらずに今も昔もちょっと後ろから微笑んでいる立ち位置なのです。そこが梨沙子たる所以で、そこがメンバーから可愛がられる理由でもあるのでしょう。

 肉食な目を持つ人が多い芸能界の中では数少ない草食な目を持つ梨沙子にとって、この世界は居心地がいいのかは謎だけれど、そういう子だからこそわかる視野がある。そういう子だから、きゃりーさんも梨沙子と仲良くなったんだろうなとも思うのでした。それだから、もうソロで大成するのは難しいのかもしれないと感じるけれど、変に違う方向に成長するくらいなら、今のままの梨沙子であり続けてメンバーに可愛がられているほうが幸せだと思ってみたりします。


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