ハロプロとAKBを両方知っているライトな人は、ハロプロの方がプロっぽい事は認識しているようで、プロっぽい事が魅力であると考えている人もそれなりにいるようです。でも、プロっぽいからと言って人気にプラスになるとは限らず、素人っぽさがあると言っても、それが親近感という事に繋がり人気を得る事もある。なかなか難しいものです。
でも、AKBとは正反対な立ち位置でいれば共存は出来ると私は考えています。例えば、AKBヲタでももクロヲタをやってる人がそれなりの数がいるようですが、それが良い例。ももクロちゃんはまさに正反対ですから。
ところが、その正反対なポジションにハロプロが座れる保証がなくなってきたのが、最近の日本の音楽事情。
ある外国の女性ダンスグループ達を最近マスコミが持ち上げ始めています。アーティストの育成に掛かる資金が安く済むためと言われているレコード会社の事情、何らかの思惑がある広告代理店、それぞれのプッシュによるものだと思います。
それらの映像を見るにつけ、流行は繰り返すという言葉が脳裏に浮かびます。同時に浮かぶのは、MAXだったりSPEEDだったり。これらの沖縄アクターズスクールからのムーブメントのあと、モーニング娘。や太陽とシスコムーンのハロプロ勢が人気女性ダンスグループの座を引き継ぎました。
十年前、自分はまだハロプロヲタではなかったから、世間一般な見方でハロプロと接していましたが、当時のハロプロは売りがわかりやすかった。歌謡ロックの平家みちよ。ダンスミュージックな太陽とシスコムーン。バラードからお祭りソングまで何でも有りなモーニング娘。と、魅せる聴かせる歌手を揃えていた。あっ、非ヲタだったので、メロン記念日やココナッツ娘。はよく知らないし、カントリー娘。は知っていたけれど三佳千夏は知らなかったです。
ASAYANを見ているとそれぞれ個性的に見えたし、上手く見えた。特に、太陽とシスコムーンはカッコ良かった。結成後間もなく流れ始めたDDIポケット(現ウィルコム)のCMがカッコ良くて、デビュー曲の「月と太陽」はお気に入りでした。
あの頃のハロプロって大人な世界でした。いわゆる「ロリ的世界」が無い。だから幅広いファンを獲得出来たんだと思いますが、その後のハロプロはご存知の通り。
月と太陽 / 太陽とシスコムーン
しかし、長らく「ロリイメージ」が付いていたハロプロの雰囲気が最近変わりつつあります。今のモーニング娘。は歴代で平均年齢が最高齢であり、8人中6人が20代。Berryz工房もすっかり大人ひてきました。
ロリ需要も商売上無視が出来ないからスマイレージみたいな、わかりやすいくらいの可愛さを売りにするグループがいても良いですが、やはりハロプロ全体ではそろそろ大人も鑑賞に耐えうる存在であってほしい。大人受けが良くなれば相乗効果で、学生年代にもプラスイメージで受け止めてもらえる。
その流れを占う意味で、モーニング娘。9期オーディションでどんな子を選ぶか気になっています。モーニング娘。のアイドル人気回復のためにと可愛い中学生ばかり選ぶようなら、それは今までのハロプロと変わらない。今、欲しいのは可愛いでカッコイイな人。
それは、モーニング娘。新メンバーでは対象年齢的に難しそうではあるのですが、それならば新たに20代にまで幅を広げてダンスユニットオーディションやらないかなと妄想しています。太陽とシスコムーンの二代目的ポジションのグループが欲しいから是非。勿論、既存のグループがカッコよく可愛いを極めるのも賛成。最右翼はモーニング娘。でしょうか。そして、あのグループも。
宇宙でLa Ta Ta / 太陽とシスコムーン
デビューシングルのC/W曲でこの曲をカバーしたZYXのセンター的存在は村上“めぐぅ”愛でしたが、そのめぐの居た℃-uteはデビューアルバムで太陽とシスコムーンのカバーをした実績があります。モーニング娘。にカッコ可愛いを期待するだけでなく、ここは℃-uteにも期待したいところです。
時代はダンスをカッコよく踊り、可愛いグループを求めている。太陽とシスコムーン的世界にアイドル的可愛さも加味しつつ、あくまで大人な雰囲気漂うグループ。10年前に女性ダンスグループを大人な方向で生み出していた元祖な存在、ハロプロにそれを望みたいです。
こういう路線、実は日本のアイドルが一番やりたかった路線なんじゃないでしょうか?先にやられたーーーーって感じが!
なんかJ-POP(アイドル)がK-POPに越されちゃったよ的な感覚にも陥りました。
確かに韓流関係は意図的なゴリ押し感も拭えませんが、こと少○時○についてはGeeという曲のYoutubeのアクセスが既に2千万を超えておりコメントを見る限りアジアだけに留まらず世界的に広がっています。ようするに押されるだけの資質や人気が知らず知らずの内に出来上がっていたと言うことなんだと思います。しょこたんとかもブログアクセス数の多さからテレビに出るようになったように。これから益々アクセス数が指標になっていくのではないでしょうか。
本当はハロプロが2005年くらいから次世代アイドルをうまく提案出来れば良かったのですが、当時はヲタ受けを意識し過ぎたか、うまくブレイクするアイドルを送り出せませんでした。
かといって他の事務所も流れを読めず、結局今に至ります。AKBというのはまあ芸能ジャンルの枠の中のアイドルですよね(現時点では)。それではさすがに外国ではウケないのも仕方がないですし、それを思えばAKBを越すアイドルは十分出てくる土壌はあると思います。
韓国のグループはアイドルというのとはちょっと違う気がしています。マスコミに言いたいのは、これに対抗させて語るなら、アムロちゃんとかになるのでは?と思うのです。アムロちゃんなら負けてないですね。
あやちょの件、なるほど。かなりなおせっかいですよね(笑)。