フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

一つの形を貫くのなら

2010-12-23 22:17:20 | ハロプロ2010
 パソコンやデジタル家電の雑誌が最近しきりに「これからは携帯はスマートフォンの時代。本命はAndroid」と煽っています。ついこの前まで「今iPhoneが面白い」的な盛り上げ方をしてきたと思ったらこの手のひら返し。これだからマスコミは信用ならないと思いつつ、日本のメーカーや韓国、台湾のメーカーも作っているAndroid、ドコモauソフトバンクと三社から出ているAndroidの方が広告的にもしがらみが起きにくいのだろう。そんな風に感じています。iPhoneはアップル一社が手がけ、対応携帯キャリアは各国それぞれに一社のみ(これは変更されていく可能性あり)。
 これって何かに似てる。普通の人は、アップルしか関わっていないMac OSと多数の会社から搭載PCが出ているWindowsの関係を思い浮かべるのでしょうけれど、アイドルヲタは違う。
 ハロプロとAKBだ。

 ご存知の通り、ハロプロはアップフロントグループの手がけているアイドル。AKB48は複数の芸能事務所が手がけているアイドル。しかも、テレビ展開に強い大手事務所が多い。テレビや雑誌というフィールドでせめぎあったらハロプロは勝ち目がないのは正直わかっています。
 それでも、何かのきっかけでテレビでも売れっ子になる事は出来る。実際、ハロプロOGでテレビによく出ている人はいます。チャンスを掴んで上を目指せ。そう願ってきたのが2009年までの自分です。

 今年ほどアイドルとメディアの関係を意識した年はありませんでした。まあ、ジャニーズを見ていればテレビに出演させる事による人気の浸透度というものはよくわかる訳ですが、やはり現場活動ばかりでは新規ファンは増えない。既存のファンが喜ぶだけ。しかも現場を詰め込み過ぎれば、その既存のファンが金銭的にきつくなってきて離れていく。狭く深くな戦略もさじ加減が難しいのです。
 AKBは広く浅くファン開拓して、ある程度のファン数を獲得しましたが、ハロプロが同じ戦略をとるには一事務所の力では限界があります。しかも、今のテレビの主流であるバラエティやドラマに強いとは言えない事務所。先ほどテレビで活躍しているOGがいると書きましたが、ハロプロ勢とバラエティの関係は、ASAYAN以来の関係である吉本の力によるところが大きい。
 しかし、その吉本が遂に重い腰(?)を上げて女性アイドル業に乗り込んでくる。今までもYGAという女性アイドルグループを手がけていましたが、これからやってくる吉本発の波は巨大です。もうCMも決まっているそうです。ご存知の方も多いでしょう、NMB48です。
 このNMBのリーダーになんと元ハロプロ関西中山菜々さんが決まったと聞き、またしてもハロプロは道を作り損ねたと思った次第です。
 つんく♂プロデュースのNGPはアップフロント系列だけでなく、スペースクラフト(キャナァーリ倶楽部が所属)や田辺エージェンシーも関わっています。この両事務所に吉本も合わせて、新しいハロプロを作っておけば、もう少し違った流れになっただろうなと思うのは結果論じみているので、これ以上話を膨らませて妄想を語るのは止めておきます。

 では、妄想ではなく、こんな感じでやってみてはどうだろう?という話を。

 自分はMacもWindowsもどちらも持っているので、それぞれの良さはわかるつもりですが、Macに関しては、やはり一社で売っていく事の限界は強く感じます。しかし、結果的にハードからOSまでが一社である事でコンセプトをまとめやすい。アップルは非常に巧くイメージ商売をしているとも思います。
 ハロプロも一社路線を続けるのなら、プレミアムなコンセプトを掲げて、熱狂的愛好家を育てていく戦略しかないように思います。
 そんなアップルですが、Macは今やインテルCPUの採用でWindowsも使える仕様になっています。ハロプロもAKBや他のアイドルと互換性を持たせて共演機会を増やすのが良いかもしれない。

 Macは一般的浸透度では今ひとつでも、iPodは凄い。アップルの商品開発思想を語れなくても、スティーブ・ジョブズ(※)を知らなくても、アップルという会社に思い入れを強く持たない人々がiPodを使っている。そして、iPodで林檎のマークの商品ってオシャレだと感じた人々がiPhoneにも飛びついている。いくらマスコミがAndroidの方がカスタマイズに優れ発展性があると説いても、iPhoneのイメージに惹かれた人々はAndroidは選択肢とならない。
(※)スティーブ・ジョブズ アップルの創設者の一人。一度会社を去ったがCEO(最高責任者)として復帰。経営が傾いていたアップルを、iMacやiPodなどのヒットで立て直した。

 つまり、ハロプロはiPodを生み出せという結論を書いておきます。ただ、そのiPod的なポジションが今やAKB48なのだという事は確かなのですが。

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