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℃-ute 「④ 憧れMy STAR」発売日時点での感想

2009-01-28 20:49:03 | ハロプロ(℃)

 今日は℃-uteのニューアルバム「④ 憧れMySTAR」の発売日です。ちなみに、11年前にモーニング娘。が「モーニングコーヒー」でメジャーデビューした日でもあります。

 私は昨日無事に入手出来ましたので、早速聴いているところです。二日間で聴いたのはまだ三回ですが、聴き込んでいない状態での初期印象を書いてみたいと思います。以下、評論家モードで行きます。


 ★憧れ My STAR★ (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/鈴木Daichi秀行

 ラジオで流れて以来、前評判が高かった一曲。この曲で今作はいける!という手応えを掴んだ人も多いとか。
 リズミカルに奏でるキーボードに乗って早口に繰り出される℃-uteのボーカルは、一度聞いたらクセになる押し出しの強さ。このリズミカルな旋律を、そのままTVゲーム「ビートマニア」あたりに採用出来そうなほど。そんなファンキーな曲とも言えそう。
 ℃-uteのボーカルに重なるように、つんくボイスが被せてあるのにあまり邪魔に感じないのは、メンバーの低音が魅力的で男声と合わせても違和感ないからだろうか。

 One's LIFE (梅田えりか・岡井千聖・萩原網)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/AKIRA
 ラジオ音源を聴いた限りはチープなアイドルラップに聞こえ、今ひとつに思えたのが、CDではイメージ一転。三人の歌声の旨味を上手に活かした快作に印象は変わった。
 梅さんとちっさーのラップは、いつもの可愛い歌声の印象とは異なり勇ましく、そのラップに掛かるマイマイの歌声の伸びやかさは、まるで澄んだ冬の青空のよう。
 ラップ部分は字余りなフレーズもあるが、それが良い意味のぎこちなさを加味して魅力アップ。ハッキリ言って、二日目現在の一番のお気に入りナンバー。バックの演奏がハロプロには珍しく、ボーカルに遠慮なしにクールなのもマル。

 Yes! all my family (鈴木愛理)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/鈴木俊介
 ラジオ音源の段階では一番気に入った曲。80年代のアメリカンポップテイスト。
 実は高音になると、やや声が薄くなる印象の鈴木愛理。その辺を意識したのかどうか、サビの部分などでボーカルを重ねて厚みを出していて、これがとても良い感じ。伸びやかに歌う愛理とアップテンポなメロディが心地好いハーモニーになった。
 その辺りの技に代表されるように、今回のつんくPの演出は冴えている。それを強く実感するナンバー。愛理の「FAMILY」の発音が良いとの声もファンからあるように、全体的にアメリカンテイスト溢れる良作。

 涙の色 (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/藤澤慶昌

 愛してる 愛してる (中島早貴・有原栞菜)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/高橋論一
 ハッキリ言って、℃-uteの歌唱力ランキングでは下位となるであろう二人。しかし、歌の魅力は上手い下手だけではない筈と聴いてみると、予想以上のボーカルにハマる曲。
 特に有原栞菜のやや抑揚を抑えた低音ボーカルは、メリーゴーランドのようなリズムのこの曲にベストマッチ。クセになる魅力でいっぱい。これは、つんくPが栞菜の歌声の一番おいしい部分を理解して曲作りをしたのではないだろうかと想像。
 そして、歌よりダンスな人中島早貴の歌を、見事なまでに魅力的な歌声に仕上げている。本人の努力と、プロデュースが調和してツボに来る歌になった好作。
 時々、短い合いの手が二人から入るのも、怪しくも良いアクセント。

 青春ソング (矢島舞美)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/山崎淳

 あまりに直球なタイトルに、どんな曲なのか?意表をついてバラードだったり…と思っていたところ、結果は直球でど真ん中全力投球なタテノリナンバー。
 高音が苦手な矢島舞美ボーカルを考慮したかのように、メロディよりもパンチ力勝負なのが良い感じにフィット。青春ドラマそのものな歌詞をためらいもなく歌いきるそのストレートさは、まさに他のアイドルに類を見ないオンリーワン。きっとコンサートでも盛り上がるハズ。
 欲を言えば、ドラムがもう少し前に出ていたらベストだったかも。

 Big dreams (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/藤澤慶昌
 前向きに夢を歌える事って素晴らしい。そう思える曲。
 耳馴染みが良い音なので、すっと入っていける。その分だけ、他の曲にインパクトで押され気味なのが二日目現在の印象。コンサートで観るとイメージ変わる、いわゆる「乙女COCOLO」タイプと見た。

 SHINES (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/平田祥一郎
 ラテンリズムに昔のディスコサウンドみたいな音、でも歌詞は前向きメッセージソング。そんな不思議な調和が面白い曲。終盤、ちょっと変化球を投げてみましたというところか。
 今から気になるのは、この曲をコンサートでどの順番に組み込むのかという事。前半、それこそオープニングでもいけるし、終盤もいけそう。アンコールでも似合うかもしれない。
 爽やかな℃-uteらしい一曲。

 約束は特にしないわ (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/上杉洋史
 ℃-uteには今までバラードがなかった。ちょっとスローな曲というのも少ない。インディーズデビューからメジャーデビューを駆け抜け、その後も疾走してきた℃-uteが、ここらで少し落ち着いてバラードを歌おう。そんな成長過程を顧みながら聴くと心に強く入ってくる曲。
 一人ひとりが言葉を噛みしめるように歌っていくソロパートは、まさに四年分の成長の集大成。

 FOREVER LOVE (全員)
 作詞・作曲/つんく♂ 編曲/鈴木俊介

 江戸の手毬唄Ⅱ (全員)
 作詞/吉岡治 作曲/宇崎竜童 編曲/川端良征


 評論家モードここまで。

 今回のアルバム、全員に見せ場があって、しかも歌声のおいしい部分がきちんと活かされた作りになっています。シングルではハッキリと2TOP体制を打ち出している℃-uteも、このアルバムでは全員が色んな場所で自分の歌声を輝かせています。
 そして、曲のテーマも恋愛ものより夢や未来を歌うものが中心。なんか今までのハロプロのアルバムとは、ちょっと雰囲気の違う作りです。
 つんくPの℃-uteへの期待みたいなものが、ひしひしと感じられる作品に仕上がった「カッコ可愛い一枚」。末永く聞けそうです。

 <℃-uteからのお知らせ>
http://www.dohhhup.com/movie/w7TS67xHGr66qdBThDz8NtYR8drMGFnK/view.php


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3 コメント

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ko (Unknown)
2009-01-29 07:00:26
どうも! ℃-uteの最新アルバムの僕としての評価なんですが甘くみて☆5つあげていいのではないでしょうか。℃-uteを代表する一枚だと思うのですがどうでしょうか。何度も絶賛する”憧れMY STAR”なんですが聴けば聴くほど”太陽とシスコムーン”的な弾けるサウンドを感じます。この歌ライブで見て聴きたい注目の一曲です。あと気に入った曲は”One's Life”です。早口言葉の苦手な千聖が頑張ってラップを聴かせてくれてますね。その何かぎこちなさがたまんないですよ。こういう曲もライブでは盛り上がるでしょうからファンには嬉しい一曲でもありますね。 ℃-uteはただのアイドルではない途轍もないものを今回感じた事をファンとして嬉しく思います。(毎回硬い文章ですいません)
返信する
アルバム (たく)
2009-01-30 00:01:41
今回のアルバム、なんだか評価が高いような気がします。
多分、曲も最高ですがDVDの存在が大きいのではないでしょうか。62分というおまけとしては充分すぎるくらいの内容ですもんね。
実は、まだ全部見てないです。確かまだインタビューのとこも見終わってないです。楽しみなことはあとにとっとくタイプなので・・・。
楽しみです。早く見たいっ。
返信する
憧れ My STAR (管理人)
2009-01-30 23:38:56
コメントありがとうございます。

>KOさん
いえいえ硬くないと思います。気になさらないでください。
それにしても、今回のアルバムは評判いいようで何よりです。今から春ツアーがとても楽しみです。
梅さんがラップに関しては自信ないような事をラジオで言ってましたので、コンサートでは千聖に頑張ってもらいたいです(苦笑)。
横アリで憧れMy STAR歌わないかなと密かに期待している今日この頃です。

>たくさん
DVDは細かい部分に見所があるので、一回目より二回目以降の方が面白くなってくると思います。
アルバムの方も何回も聴いて覚えて、コンサートに備えてくださいね。曲順が何気にコンサートを意識したような曲順ですよね。
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