何故か週末になると書きたいネタがない今日この頃。先週に続いて今週も過去を振り返る週末にしましょう。
ブログにYouTube動画を貼れる機能が付いてから、いつか取り上げてみたいと思っていたのが、「This is 運命」byメロン記念日。
この曲はハロプロコンサートでは意外に歌わないので、ハロプロDDの人でもピンと来ない人もいるかもしれませんが、実は数あるハロプロ曲の中で一番会場をロックな雰囲気にしてくれるナンバーと言っても過言ではありません。まずは動画を観てみて下さい。
Melon Kinenbi - This is Unmei (live 1st Anniverasry)
この映像は2003年の春に行われたライブハウスツアーのもので、会場はZeep Tokyoです。映像では当然確認出来ませんが、私は確か左のやや前より端っこに居ました。三月の少し寒い夜でした。翌日は有明で、娘。六期のお披露目握手会が行われました。
そう、確か寒い夜だった筈なんですが、会場から出て来る時は暑くて暑くて大変でした(苦笑)。理由は上の動画を観ていただいた方にはおわかりでしょうが、とにかく凄かったのです。特に、この曲の時は、映像にもチラリと映っているようにモッシュやダイブが発生してスゴイ熱気でした。真ん中前方で観ていた人は確実に、体のどこかしらを痛めたと思います。
この時のライブの盛り上がりが噂を呼び、五ヶ月後に赤坂BLITZで行われたライブでは、前回以上の盛り上がりを見せ、この曲でモッシュとダイブにプラスして水撒きも発生。更にあまりに熱く暑い盛り上がりに、ライブ中に具合が悪くなって退場する人が何人も現れました。中には気絶して係員に運ばれる人もいました。
そんなキラーナンバー「This is 運命」なんですが、発売当初(2001年秋)はメロンは危機的状況にあり、後に明らかになったエピソードによると、この曲がある程度売れなかったら解散という話が出ていたようです。結果的にはチャートの30位以内に入り、当時の自己最高記録を記録したため、なんとかグループは存続となった訳でした。
この曲の前までにシングルを三枚出していたメロンですが、これといった方向性を掴めず、当時のハロプロヲタもほとんどが娘。ヲタとあって注目度も低い。そんな辛い日々の中で、彼女達は「解散」という言葉に開き直りのようなものを持ち、当たって砕ける気持ちで臨んでいたかもしれないステージに立っていました。それは、モーニング娘。2001秋ツアーです。
このツアーには、メロン記念日も参加していました。でも、ハロプロコンサートではないので、メロンの歌以外では出番はありません。しかも、歌えるのは「This is 運命」ただ一曲。私は、そんなメロンのパフォーマンスを、横浜アリーナのスタンド席のかなり上の方で観ていました。当然、メロンのメンバーは豆粒状態です。
しかし、四人は歌が始まると驚くような存在感を見せました。それは、自由奔放にステージを動き回り歌う姿。メロン目当ての客など数百人もいないかもしれない客席に向かって煽りを入れる四人。その姿は、モーニング娘。とはまるで違うパフォーマンス。当時の娘。コンはガチガチに演出で固められ、トークは勿論の事、客席への煽りでさえ台本通り。そんな中で見せたメロンの自由奔放なパフォーマンスは、客席からは新鮮に見え、「ヘンな歌」だという認識を持たれていた「This is 運命」に対する評価を変化させていったのでした。
この横浜アリーナ公演を矢口の妹が観に来ていたと、ラジオで矢口は後日話していました。矢口は帰宅後に妹にどの曲が良かった?と質問したそうです。ラブマ、恋レボ、或いはタンポポ、そのあたりの答えを矢口は期待したのでしょう。しかし、妹から返ってきた答えは「メロン記念日さんが一番良かった!」だったそうです。
メロン記念日のステージング、客席の雰囲気。それは、ハロプロの中でもちょっと異質であり、ちょっとロックでもあります。何がロックなのかと言えば、やはり彼女達がデビュー当時から今に至るまで、良くも悪くも決してアイドルっぽくない事であり、「なんでこの子達(柴ちゃんは除く)がオーディションで選ばれたんだ?」とまで言われたりしてきたメロン記念日が、解散かもしれない危機的状況で掴んだ己の活きる道、それはモーニング娘。より自由であるステージを見せる事。そこにロックやな(つんく風に)という匂いを感じるのです。
そんなロックなメロン記念日ですが、ハロプロコンサートでも、メロンヲタではない人達に「メロンっていいね」と言われるステージングを今でも見せ、昨年夏の実質ワンダ公演だったハロプロコンサートに出演した際にも、ベリキューヲタ達に「メロンもいいなあ」と絶賛されたりもしました。
でも、ハロコンでは見られないメロンの良曲やパフォーマンスが、まだまだあります。昨年のハロコンで「遠慮はなしよ!」を歌った時も、こんな曲があったのか!というヲタが多かった事でもわかるように、メロンヲタしか知らない楽しい世界(?)が埋もれているのです。それを少し紹介して今回の記事を終わります。
遠慮はなしよ! 2004夏ツアー)
さあ、早速盛り上げていこか~!! '2006夏ツアー)
This is 運命 / メロン記念日 (2001/10/11発売)
作詞・作曲/新堂敦士
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のですが本当なんでしょうか。
もし本当なら俺は小春と今めちゃ近い場所に
いることになるのですが。
メロンのライブ、楽しいですよね。
盛り上がる曲をこれでもか、と並べるセットリストは最高。
新曲がなかなか割り振られないのが残念です。
DDではないのですが、このブログで℃-uteにも興味を持ちました。
ライブの途中で出てきたのですが、それが衝撃をうけました。なにしろ全身ピンクの衣装でピンクのかぶりものに4人同じメイクでした。一曲だけでしたが、与えたインパクトは絶大だったと思います。
因みにわたしは「赤いフリージア」が一番すきです。一番メロン記念日に合ってるなと思っています。
>たくさん
それはきっと11/24の新潟公演の後に実家に帰るという事ですね。普段の週末はコンサートなどでなかなか時間もないだろうから、ゆっくりしていってほしいですね。
ちなみに小春ちゃんの実家は以前は村だったかでしたが、今は確か長岡市になったと記憶しています。
>MCさん
はじめまして! メロン記念日のライブはステージと客席の一体感が凄いですよね。後半(去年は前半でしたが)の怒涛の盛り上がり曲コンボはたまりません。でも、持ち歌が増えないからセットリストには苦労していますね。インディーズでもいいから、定期的にCDを出してほしいです。
℃-uteに興味を持っていただけて嬉しい限りです。夏ツアーでメロン記念日の「夏」をカバーしましたが、初日でも結構客席は反応していました。メロンと℃は、なかなか陽の目を見なかった時期があったり、通じるものがあるような気がします。
>かめ~のさん
それはもしかして、市井ちゃん卒業コンサートのですか?曲は「告白記念日」でしたね。武道館を埋め尽くした観客のほとんどが引いている映像でした(涙)。
そういう罰ゲームみたいな状況を乗り越えて、彼女達は頑張ってきたんですよね。チームワークの良さも魅力です。
「赤いフリージア」はメロン記念日の代表曲と言えますね。発売前に、娘。6期オーディション番組で何度も聴かされたのも懐かしい思い出です。