フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

お姉さんと最年少

2012-02-07 22:14:57 | ハロプロ(℃)

 今週は℃-uteのニューアルバム発売週。最近の℃-uteシングルはヲタ評価が安定しているのでアルバムも期待!と言うところだけれど、シングルの作り方とアルバムの作り方は別という訳で、以前からつんくPは明らかにシングルとアルバムで書き分けをしている。モーニング娘。が特にわかりやすく、アルバムでカッコいいナンバーを書いておきながら、シングルではヒヨコだったりする。その振り幅が面白い。アイドル音楽は決まった型はないのだから、振り幅が大きいのは楽しい事でもあります。

 ℃-uteはそういう意味では振り幅が小さい。ハロプロの他のグループがデカ過ぎるのだとも言えるけれど、℃-uteは基本的には可愛いかカッコいいか。楽しいを前面に押し出した曲は少ない。しかも、それを率先して出来る人はもうOG。

 その元℃-uteな人が昨夜Twitterで、
Happy Birthday M&M
とツイートした。今の環境で出来る精一杯の祝福を彼女はしてくれたのです。その気持ちがとても嬉しい。彼女もきっと、「皆さん、私はちゃんと℃-uteを今でも応援してるよ」というメッセージをそのツイートに込めたのだと思っています。
 その、楽しい歌を歌えるOGさんはグループのお姉さん的存在でもあった。イメージカラーの黄色の通り、明るい笑顔でグループを照らしていた。

 今℃-uteでお姉さん的立場にあるのはリーダーである矢島舞美ちゃん。天然だなんだとメンバーにからかわれても、やっぱり舞美は℃-uteのリーダーでありお姉さんだ。全体的に見た目と実年齢のバランスが程よい℃-uteだけれど、舞美も遂に二十歳になった。アイドルらしさ溢れる雰囲気を残しつつ二十歳になった。これはなかなか出来ない事であり、だからこそ事務所には「アイドル矢島舞美」を自信を持って世に送り出してほしいのは常々思っている私の願い。

 年齢とキャラクターのギャップという見せ方もアイドルにはあって、グループで最年少が実は一番しっかり者という見せ方は案外アイドルグループの王道でもあるけれど、昨年あたりからマイマイは「最年少なのにしっかり者」というキャラクターを捨てに来ている。お化け屋敷を異様に怖がり、自分は人気がないと自虐思考を隠さず見せる。「そんなのマイマイじゃない」となかなか馴染めないキャラクター変更だったけれど、最近はそんなマイマイがとても気になっている。
 たった五人と言われようと、アイドルグループの中で自分を輝かせ、ポジションを確率するのは結構大変な事。勿論みんなが真ん中で輝こうとしてもダメ、だからといって端っこで埋もれていてもダメ。マイマイは自分は真ん中になれない事を悟っているから無理はしないし、出過ぎる事もしない。せいぜい号泣してコメント出来ないリーダーやエースに代わってアナウンサーに受賞の喜びを冷静に語るくらいだ。
 でも、無理はしないというポリシーは誤解も生む。ようやくクールさの使い方を覚えてきたのが最近のマイマイなのではないか?
 それは、マイマイの前に黄色がイメージカラーだった人がそうであったように、自らの本質を見せる事を優先させるより、グループを潤滑させるための立ち位置をとる事を優先させるという心意気。

 正直に言えば今の℃-uteにはどこか停滞感がある事は否めないけれど、メンバーはヲタが思っているよりもちゃんと「今」と「自分」と「自分達」が見えているように思うのです。
 そんな℃-uteのお姉さんと末っ子に、えりかさんの言葉をそのまま私も贈らせてもらいます。
Happy Birthday M&M

℃-ute 『青春ソング』 (LIVE)


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