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ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

上手いとか下手とかだけではない事

2011-07-04 21:46:19 | アイドル etc

 6/26に中野サンプラザにて行われたアイドリング!!!のコンサートに行ってきました。
 アイドリング!!!の定期ライブ活動は大雑把に言って三つに分かれていて、毎週末に品川よしもとプリンスシアターにて行われている「品はちライブ」。夏にお台場フジテレビ前にて平日に毎日行われている「お台場合衆国ライブ」。そして、年に二回くらいのペースで行われている「ナンバリングライブ」。このナンバリングライブの10回目となるステージが、この日行われた公演でした。

 アイドリング!!!のナンバリングライブは生バンドによる演奏が売りの一つで、また進行に普段番組のMCを務めているフジテレビアナウンサーが就きます。
 ハロプロのコンサートと決定的に違うのはこの二点。特に生バンドは羨ましいと感じる方もいるのではないでしょうか。生バンドだと楽器の音の響きが全然違う。ドラムやベースといったリズム系の楽器は尚更。その音に負けないよう頑張って歌うメンバー達。

 毎度感心するのはオープニングムービー。今回は各メンバーが成功してバラバラになってしまったアイドリング!!!メンバーを集めて、もう一度コンサートをやりたい!と23号伊藤祐奈ちゃんが立ち上がるというストーリー。メンバー紹介であるオープニングムービーを凝った作りにするのが、さすがテレビ局がプロデュースするアイドルというところでしょう。

アイドリング 8thライブ(2010年) オープニング


 コンサートは最新アルバムの曲+シングルを中心とした構成。バラエティアイドルとカテゴライズされるアイドリング!!!ですが、歌の合間にコントやお笑い企画をやったりはせず、歌以外のコーナーはトークのみ。このシンプルさが、「音楽に対する気持ち」を作り手から感じられて清々しい。
 いくら歌やダンスが上手くても、構成がダメなら後味の悪い公演になります。歌やダンスをストレートに見せず、そこに余計なものを付随させる事は見せたいものをほやけて提供させてしまう結果になる訳です。
 この日もアイドリング!!!メンバーは決して上手いという意味での素晴らしいステージングではなかったかもしれません。でも、何よりメンバーが歌う事、踊る事を楽しんでいた。演者が楽しめていなければ、観客に楽しさは伝わらない。そんな基本を思い出させてくれるステージング。

 今時のアイドルグループの歌やダンス(特にダンス)はとてもしっかりしたものです。でも、全体的なレベルが上がった今だからこそ、アイドルとしての一番大切なものは何かを理解していく事が重要になってきた。それをちゃんとわかっているアイドルグループが人気を掴んでいく時代だと思うのです。


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