4月18日(土)
朝から本降りで、木々の枝を揺らすような降り方ですので久し振りの大雨です。
昨日、学校での自宅待機を聞いてから、なんだか安心してしまい今日は、雨という事もあって、ぼんやりとテレビを見て一日が終わってしまいました。
ラショウモンカズラ
昨日、雨風が強くなるという予報がありましたので、庭から屋根下の風の当たらないところに避難して置いた「ラショウモンカズラ」が咲き始めました。
羅生門葛
ラショウモンカズラは、シソ科ラショウモンカズラ属の多年草で、山の斜面や少し湿り気のある所にこのんで自生しております。
若い頃、まだまだ山に「茶花採取」何て言って、茶友たちと出掛けられた頃に採取してきた花ですから、何十年もの間我が家で咲き続けております。
今頃の山に出かけると必ず出会う花です。
ラショウモンカズラ
この花には、おもしろい逸話があります。
昔、羅生門に巣食らう鬼が都人を悩ましていたところ、渡辺綱がその鬼を退治したそうです。
切り落とした腕の切り口に、この花が似ているということで、羅生門葛と命名されたそうです。
随分生々しい話しですが、花は濃い紫のきれいな花です。
先日、中山道を歩いた時に、この渡辺綱の生まれたところを歩いて来ました。
その地域一帯が、渡辺綱の伝承一色で、刀や位牌などを拝観させたくれましたが、羅生門葛という花が有る何て一言もなかったな・・・