先日、「奈良町にぎわいの家」を訪ねてきました。
もとは美術商だったという町家を改装し、
昨年の春オープンした見学施設です。
そこで行われた町家講座「茶室と町家の楽しみ方」を受講してきました。
講師は、建築家の増田明彦先生で、
こうした古い建築の改修復元の監修にも多く携わられている方です。
「奈良町にぎわいの家」は当家の住まいとしても使われていましたが、
1階の3つの座敷は襖をはずせば、続きの長細い広間になるようで、
おそらく、ここに美術品を並べて商売をされていたのでは、
ということでした。
で、お話の中で、この「奈良町にぎわいの家」にあるお茶室が
変なんだということでした。
間取り図をホームページからお借りしてきました。
玄関から入って、右上に四畳半のお茶室があります。
左下が茶道口です。そこから撮影した写真です。
貴人口の外、右にちらっと見えているのは待合いです。
このまま右に移動して、
床の間の前から撮影したのがこちらの画像です。
にじり口が見えます。
貴人口の外に見えるのは、蹲(つくばい)です。
炉の位置もわかっていただけたと思うのですが、
変なところが2箇所。
成穂会社中のみなさんには、
すぐにわかる話だと思いますが、
ひとまず、クイズとして答えは次回にご紹介します。
茶道口の脇はちょっとモダンなデザインでした。
障子を開けた状態。
閉めると、
こんな覗き窓のようなものがあれば、
お茶会のときに便利かな?と思いましたが、
いやいや覗いている姿がシルエットで映るのでした(笑)。
(S・K)
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