お気に入りの「ほぼ日刊イトイ新聞」の3月3日に、次のようなおもしろい話が書かれていました。
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『ブータンの雨と幸せのはなし。』の御手洗瑞子さんが、
なにかの打ち合わせのときに、
「これまでの日本は、片手で短剣を持って
戦っていたピーターパンのようだと思う。
日本が使ってなかったもう一方の手にあるのは、
女性の力、地方の力、(外とやりとりする)英語力、
この三つだと思うんです」
ということを言っていました。
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御手洗瑞子さんは、25才。経営コンサルティング会社を経て、ブータン初の首相フェロー※として2010年9月より1年間、ブータンに滞在。
※首相フェローとは、ブータンの発展に貢献できる
専門性の高い若手の外国人を招聘するという政府<o:p></o:p>
のプログラムのもと、他国から派遣された職員の<o:p></o:p>
こと。<o:p></o:p>
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御手洗さんが、クリーニング屋さんにいちばんお気に入りの黒いセーターを出したら、ちっとも返ってこないんです。で、お店に催促しに行ったら、仕事しているあいだにうちに届いたんですけど、なぜか、左袖が、ない。ちょうど半そで程度の長さのところで、袖が、ぱちんとちょんぎれているんです。御手洗さんが怒っても、クリーニング屋さんはのほほんとしていて、謝らない。それどころか、右袖を切ればいいんじゃない、と言ったそうです。幸せな人というか、お国柄というか。国によって価値観がこれほど違うのに驚かされる。世界は広い、些細なことでくよくよしている場合ではないと思う。