さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

どじょっこだのふなっこだのいくどこねえなと泣いてべな

2012-05-21 | 日記
 私の散歩道は、私の家の近くの鶴沼緑地公園です。テニス場やゲートボール場、それにグランドゴルフの芝草の広場もあってとっても楽しい公園です。



 旧宮川の八千代橋から昨年まで坂下第1中学校だった校舎の裏まで続く公園です。登下校の生徒やランニングをする部活の生徒たちは、見知らぬじじの私に「今日は」とよく声をかけてくれました。挨拶を大事にする生徒たちでした。



 でも、今は町の中学校の統廃合で旧坂下一中はなくなり生徒や先生のいない校舎だけ静まりかえっています。そして緑地公園から坂下一中の生徒たちの姿は消えました。



 公園の中の宮川は大きな鯉や鮒それにナマズなどが釣れて大勢の人が釣りを楽しんでいました。
 大きな鯉を釣り上げた名人のおじさんです。



 これは大きなナマズです。



 たくさんの人が釣りを楽しんでいました。







 それが今年は静かなんですよ。日中の散歩ではほとんど人を見かけなくなりました。静かな無人の公園になりました。



 原因が分かりました。あまり目立たないところにあったので気づかなかったんですけどこんな掲示板があったんですよ。会津地方の放射能汚染は小さくて大丈夫と思っていましたけど・・やっぱり・・汚染されていたんですね。ちょっと心配になりました。



 放射能汚染とそれに中学校が統合されて校舎が無人になってしまったので緑地公園が静かになってしまったんですね。

 それにしても周りの自然から昆虫類がめっきり少なくなりました。あれほどいた田んぼのイナゴと蛙と赤トンボは姿を消しました。一昨年まで家の軒下にはジョロウグモの巣がとってもとっても張り巡らされていたの今年は一匹もいません。そして隙間のないほどついていたアシナガバチの巣は1個もありません。花蜂やカメ蜂、土蜂など蜂類の姿はめっきり少なくなりました。これでは植物の花粉受粉出来なくなるのではと心配になります。

 放射能汚染のせいでしょうか、農薬の汚染のせいでしょうか、こんなに自然の中から昆虫や小動物が消え、川辺の森からホオジロやホオアカの小鳥や綺麗なオナガの群れが消えています。こんなに自然が壊されて大丈夫なんでしょうか。家のばばは虫のいなくなったのを喜んでいます。でもじじはなんだか心配です。

 川の流れの中では汚染され餌もなくなってふなっこやどじょっこたちがもう行くところがなくなってしまったと泣いているんではなかろうかと思うのです。