さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

私の町の私の好きな家あちこち(11)

2018-03-02 | 日記
立派な土蔵造りでおしゃれな入り口のお店
太郎庵創業のお店です



二階の漆喰塗りの土扉の窓下に店の名前の額が掲げられています


「お菓子の蔵、菓匠太郎庵」とあります。


太郎庵本店は町の東はずれの鶴沼橋を渡ったすぐの右側に大きな工場と広い駐車場があって美しくて明るくてきれいな女の店員さんがいっぱいのお店があります。

でも太郎庵創業のお店は小さいけど品格のある土蔵造りのお店です。大きくて明るくて近代的でおしゃれな本店とは違った深い趣きがあってしみじみとした懐かしさを感じます。

この土蔵は明治の後期から昭和の中期にかけて活躍なさって世界的に知られた陶芸家板谷波山(いたやはざん)の奥様の板谷まるさんの生家で当時町随一といわれた呉服商鈴木家の土蔵なんだそうです。世界的に名を知られ陶芸家として活躍なさり、陶芸家で初めて文化勲章を拝受された板谷波山の奥様がわが町のご出身だなんてなんかとっても誇らしく思われます。

この太郎庵創業のお店の中には板谷波山やまるさんにかかわる大きな写真や解説のパネルが掲示されていて嬉しいです。