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4編の短編からなる小説でした。
多分少し未来、あまり希望に満ちていない未来、本が失われつつある未来、そんな時代の図書館の司書さんのお話です。
あとがきで著者が書かれていた「本がなくなってしまったら?」という疑問は、電子書籍が出回りつつある現在、私も少し懸念しています。
でも、今の私は本が好きです。どんなに電子書籍が便利であっても…。
手になじむ紙の束の重さ、本特有のにおい、紙の質感。どれも電子データには無いものばかりです。
一見便利そうに見えるタブレット端末も充電が底をつけば、その内容を読むことはできません。データの形式が変わったら読みだせません。HDDやフラッシュメモリが何年持つのかすら定かではありません。
でも、本は手元にあればすべてのインフラが止まっても、昼間の明るささえあれば読むことが出来るトラディショナルなデバイスです。必要なのは本棚から本を選び出して「開く」という動作だけです。
まえに「探検バクモン」で映画のフィルムを保管しているところに行った回で、DVDもBDもどの程度耐久性があるかいまだ未知数だが、フィルムは今も残っていると言うような趣旨の発言があったように記憶しています。
本もそうです。数百年前の物が今も現存していますし、その内容を読むのに特別な機器は必要としません。人間が直接目で見て理解できればよいのですから…。
多分少し未来、あまり希望に満ちていない未来、本が失われつつある未来、そんな時代の図書館の司書さんのお話です。
あとがきで著者が書かれていた「本がなくなってしまったら?」という疑問は、電子書籍が出回りつつある現在、私も少し懸念しています。
でも、今の私は本が好きです。どんなに電子書籍が便利であっても…。
手になじむ紙の束の重さ、本特有のにおい、紙の質感。どれも電子データには無いものばかりです。
一見便利そうに見えるタブレット端末も充電が底をつけば、その内容を読むことはできません。データの形式が変わったら読みだせません。HDDやフラッシュメモリが何年持つのかすら定かではありません。
でも、本は手元にあればすべてのインフラが止まっても、昼間の明るささえあれば読むことが出来るトラディショナルなデバイスです。必要なのは本棚から本を選び出して「開く」という動作だけです。
まえに「探検バクモン」で映画のフィルムを保管しているところに行った回で、DVDもBDもどの程度耐久性があるかいまだ未知数だが、フィルムは今も残っていると言うような趣旨の発言があったように記憶しています。
本もそうです。数百年前の物が今も現存していますし、その内容を読むのに特別な機器は必要としません。人間が直接目で見て理解できればよいのですから…。