2008年4月5日(土) シーカヤックを漕いで岩城島に渡り、海抜0メートルから歩く事1時間半で積善山の山頂へ。
360°の瀬戸内の眺望と7分咲きの桜を堪能。 山を降りて再び海を漕ぎ、平内島での偶然のカヌーイストとの出会いと浜でのお茶席を楽しんで、ベースキャンプに戻って来た。
↑ お気に入りのキャンプ場
***
『山に登って汗をかいたので、因島の銭湯に行ってきます』と私。 『じゃあ、自転車を使う?』と、私の行動パターンをお見通しの管理人さん。 さすがである!
『ありがとうございます。 助かりますよ』 『ゆっくりして来てくださいね』 ありがたいことだ。
自転車を漕いでフェリー乗り場に行き、110円を払って因島へ。
今回は、風呂に入る事を想定していなかったので、入浴道具一式を持って来なかった。 スーパーに行き、100円ショップでタオルを購入してお風呂屋さんへ。
↑ 因島の銭湯(写真は前回訪れた時のもの)
昭和の雰囲気がしっかりと残っている銭湯の暖簾をくぐり、番台で400円を払う。 脱衣所で着替え、まるで骨董品のような渋い木製ロッカーに荷物を入れて風呂場へ。
先客は、年配の方が一人。 軽く会釈をして浴槽に浸かる。
しばらくの間、お互い無言で浴槽に浸かっていたが、そのうちその方が一言、『にいさん。 ぬるい事ないですか?』
『ああ、ぬるかったら熱い湯を入れていただいていいですよ』 『そうでっか』
それから、会話が始まった。
『にいさんは造船関係?』 『いいえ、今日は呉から生名島に遊びに来たんですよ。 岩城島に遊びにいって、積善山に登って汗をかいたので、銭湯に入りに来たんです』 『ほお、わしゃあ岩城の生まれなんよ』 お話を伺うと、その方は岩城島で生まれ育ち、大坂に出てから40年ほど経つそうだ。
因島にある家の事。 毎年、年に2回ほど因島と岩城島に帰ってくる事。 岩城島の昔の様子。 因島の造船所の移り変わり。
今でも大坂では週に3度は通うと言う温泉の話などなど。
お湯に浸かり、湯船から出て体を冷やし、それを繰り返しながら様々なお話を伺う。
私が風呂道具を持って来ていないのに気づかれ、『にいさん。 わしの石鹸を使いんさい』 『ありがとうございます。 じゃあ、遠慮なくお借りします』
お借りした石鹸で体を洗っていると、『あんた、タオルに石鹸を付けてしっかり洗わんと』 『はい、じゃあもう一度お借りします』 本当にありがたいことである。
頭と体を洗い、再び湯船につかる。 『ありがとうございました。 おかげさまで、すっきりしましたよ』
***
途中からは地元の年配のお客さんも加わって話に花が咲いた。 あっという間の1時間。
『じゃあ、お先に失礼します』と、銭湯を後にした。
やっぱ銭湯はいい。 あるくみるきく_旅するシーカヤックでは、地元の銭湯は外せないなあ。
***
スーパーに寄り、夕食の食材を買い出して、キャンプ場に戻った。
↑ いつもお世話になる『いきなスポレク15号!』(これも前回の写真@フェリー乗り場)
↑ キャンプ場からの夕日
***
翌朝。 6時過ぎにシュラフから這い出した。 今朝も晴れの良い天気。
朝食をすませ、着替え、シーカヤックを浜に下ろして『朝のお散歩ツーリング』の準備完了。
今朝は、生名島を軽く一周してみるか!
浜を漕ぎ出し、時計回りで海岸沿いに漕いでいく。 潮は動き出しており、複雑な潮流の中を、よく観察しつつ漕ぎ進む。
↑ 生名島の南端にて。 目の前には、昨日登った標高370メートルの積善山が見える
出発から約1時間半。 無事、出発した浜に戻って来た。
***
海を眺めながらしばし休憩し、荷物を片付け、準備完了。
『じゃあ、そろそろ帰ります。 また遊びに来ますから』と私。 『また、遊びに来てくださいね』と管理人さん。
春のしまなみお花見キャンプツーリング。 漕いで、歩いて、花見をして。 偶然の出会いと浜でのお茶席。 そして銭湯での語らい。
ああ、ほんとうに好い旅だった!
360°の瀬戸内の眺望と7分咲きの桜を堪能。 山を降りて再び海を漕ぎ、平内島での偶然のカヌーイストとの出会いと浜でのお茶席を楽しんで、ベースキャンプに戻って来た。
↑ お気に入りのキャンプ場
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『山に登って汗をかいたので、因島の銭湯に行ってきます』と私。 『じゃあ、自転車を使う?』と、私の行動パターンをお見通しの管理人さん。 さすがである!
『ありがとうございます。 助かりますよ』 『ゆっくりして来てくださいね』 ありがたいことだ。
自転車を漕いでフェリー乗り場に行き、110円を払って因島へ。
今回は、風呂に入る事を想定していなかったので、入浴道具一式を持って来なかった。 スーパーに行き、100円ショップでタオルを購入してお風呂屋さんへ。
↑ 因島の銭湯(写真は前回訪れた時のもの)
昭和の雰囲気がしっかりと残っている銭湯の暖簾をくぐり、番台で400円を払う。 脱衣所で着替え、まるで骨董品のような渋い木製ロッカーに荷物を入れて風呂場へ。
先客は、年配の方が一人。 軽く会釈をして浴槽に浸かる。
しばらくの間、お互い無言で浴槽に浸かっていたが、そのうちその方が一言、『にいさん。 ぬるい事ないですか?』
『ああ、ぬるかったら熱い湯を入れていただいていいですよ』 『そうでっか』
それから、会話が始まった。
『にいさんは造船関係?』 『いいえ、今日は呉から生名島に遊びに来たんですよ。 岩城島に遊びにいって、積善山に登って汗をかいたので、銭湯に入りに来たんです』 『ほお、わしゃあ岩城の生まれなんよ』 お話を伺うと、その方は岩城島で生まれ育ち、大坂に出てから40年ほど経つそうだ。
因島にある家の事。 毎年、年に2回ほど因島と岩城島に帰ってくる事。 岩城島の昔の様子。 因島の造船所の移り変わり。
今でも大坂では週に3度は通うと言う温泉の話などなど。
お湯に浸かり、湯船から出て体を冷やし、それを繰り返しながら様々なお話を伺う。
私が風呂道具を持って来ていないのに気づかれ、『にいさん。 わしの石鹸を使いんさい』 『ありがとうございます。 じゃあ、遠慮なくお借りします』
お借りした石鹸で体を洗っていると、『あんた、タオルに石鹸を付けてしっかり洗わんと』 『はい、じゃあもう一度お借りします』 本当にありがたいことである。
頭と体を洗い、再び湯船につかる。 『ありがとうございました。 おかげさまで、すっきりしましたよ』
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途中からは地元の年配のお客さんも加わって話に花が咲いた。 あっという間の1時間。
『じゃあ、お先に失礼します』と、銭湯を後にした。
やっぱ銭湯はいい。 あるくみるきく_旅するシーカヤックでは、地元の銭湯は外せないなあ。
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スーパーに寄り、夕食の食材を買い出して、キャンプ場に戻った。
↑ いつもお世話になる『いきなスポレク15号!』(これも前回の写真@フェリー乗り場)
↑ キャンプ場からの夕日
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翌朝。 6時過ぎにシュラフから這い出した。 今朝も晴れの良い天気。
朝食をすませ、着替え、シーカヤックを浜に下ろして『朝のお散歩ツーリング』の準備完了。
今朝は、生名島を軽く一周してみるか!
浜を漕ぎ出し、時計回りで海岸沿いに漕いでいく。 潮は動き出しており、複雑な潮流の中を、よく観察しつつ漕ぎ進む。
↑ 生名島の南端にて。 目の前には、昨日登った標高370メートルの積善山が見える
出発から約1時間半。 無事、出発した浜に戻って来た。
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海を眺めながらしばし休憩し、荷物を片付け、準備完了。
『じゃあ、そろそろ帰ります。 また遊びに来ますから』と私。 『また、遊びに来てくださいね』と管理人さん。
春のしまなみお花見キャンプツーリング。 漕いで、歩いて、花見をして。 偶然の出会いと浜でのお茶席。 そして銭湯での語らい。
ああ、ほんとうに好い旅だった!