あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 春の錦川、お花見リバーツーリング

2008年04月12日 | 旅するシーカヤック
2008年4月12日(土) 春になり、暖かくなって桜が咲く時期になると、無性に錦川を下りたくなる。

久し振りに『アクアテラのスペクトラム』を引っ張り出し、カートップして錦川へ。
1992年にカヌーを始めた時は、中古のフジタカヌーのSG1(シーグース)というファルトボートで海や川を漕いでいた。
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シーカヤックをやるにしても川下りのテクニックが役に立つと言う事を本で読み、島根にできたばかりの『カヌーの里おおち』のスクールやツアーに通ったものだ。
初めてカヌーの里のイベントに参加したのは、当時は年に何度もカヌーの里を訪れておられた『ローリーイネステイラーさんと堀田貴之さんが指導役を務めるリバーツーリングスクール』
今思えば、とても贅沢なリバーツーリングスクールであった。
 
↑ これらの写真は、ローリーさん、写真家の梅田さん達と江ノ川の中流域を下った時の想い出の写真

ローリーさん。 カヌーツーリングやシーカヤックツーリングに対する考え方やノウハウ、そして自然に対する接し方などなど、何度もご一緒させていただいた江ノ川の河原で、いろいろ教えていただきました。 本当にありがとうございました。

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川下りを楽しみながらも、海に出る機会が多くなって来た事から、その次に購入したのが、当時の定番の一つであった『アクアテラ・スペクトラム』
当時のシーカヤックは、ポリ艇である『アクアテラ・チヌーク』が定番で、スピード派は『アクアテラ・シーライオン』、そして海でも川でもという『アクアテラ・スペクトラム』という、今では考えられないようなポリ艇主体のラインナップ。
悩んだ私は、短いので海も川も両方使えて、しかもカートップが容易だとう理由で、『スペクトラム』を選んだのだ。

その後、スペクトラムで倉橋島~保高島まで片道7km(往復では14km!)ほどの海峡横断などもやっていたが、今思うとちょっと無謀だったかも。
海でも川でも使えると言う事は、結局海(シーカヤックツーリング)でも川(ダウンリバー)でも使えないという事だと思う(私の場合、瀬遊びしながらの川下りはダウンリバー、のんびりまったり川下りはリバーツーリングと言葉を使い分けています)。
そのためその後、海旅用には『カレントデザインのソルスティスSS』を、ダウンリバー用には『ダンサープロライン』を購入(どちらのフネも、今ではもうカタログに載っていない古いモデルになってしまった!)。

そんなこんなで、今では年に数回のリバーツーリング専用となってしまった『スペクトラム』
今日は残念ながら日帰りツーリングだが、スターンには防水の隔壁もあり、最小限のキャンプ道具を積んで、のんびりまったり川を下るにはちょうど良いフネである。

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スタート地点である『南桑』の川辺に、カヌーと道具一式を置き、ゴール予定地である『南河内』へ移動。

↑ 駅の周辺は、黄色い菜の花と、桜のコントラストが美しい

↑ 錦川清流線の列車は、新型車両になってきれいになっていた。 驚き!

↑ 川沿いを走る列車からは、錦川の景色が堪能できる。 瀬の状況を確認するのにもぴったりだ。

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南桑で列車を降り、カヌーを置いた河原に向かう。 着替えて荷物を準備し、出発!

今日は暖かくて、パドリングジャケットも要らないほど。 念のためにヘルメットを着用し、久し振りの錦川を下っていく。
数日前に降った雨で水量は適度にあるが、濁りはそれほどでもない。 今日は、絶好のツーリング日和。

お昼になったので、桜と菜の花がきれいな河原に上陸し、お昼休みにする。

コンビニで買って来たお弁当と、水筒に詰めてきた温かいお茶。 うん、うまい。

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昼食を終えると、再び川面に。 春のうららの錦川。 ゆるやかな流れに乗って、爽快に下っていく。
川沿いには、桜。 そして菜の花。 こんなに天気がよいのに、他にカヌーでツーリングをしている人を見かけない。 最近は、カヌー人口が減っているのかなあ?


漕ぎ出してから約3時間。 沈下橋を越えてゴール予定地の河原に到着した。 やっぱたまには川下りも楽しいな。
春の錦川、お花見リバーツーリング。 おススメです!

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