あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 年末年始は京都の冬堪能の旅_その2

2012年01月03日 | 旅するシーカヤック
2012年1月1日 朝起きると、今日も徒歩で下宿へと向かう。

途中、妙心寺の近くに来た時、ふと時計を見ると9時であった。 『たしか、昨日歩いたとき、最初の拝観案内は9時10分からだったよな。 元旦も、やっとるんやろうか?』

もしかしたら間に合うかもということで、北門の守衛さんに聞いてみると、今日も拝観はあるとのこと。 じゃあってことで急いで受付に。
『今日は、大切な行事が法堂で行われているので、雲竜図を法堂の中に入ってゆっくり見ていただけることはできないんです。 その代わり、庫裏などへもご案内し、雲竜図も入口から少しの時間だけ見ていただくことはできますが、どうされますか? もうすぐ始めますが』

『せっかくなんで、拝観させていただきます』 『そうですか。 そういう状況なので、ご招待ということでこれは無料としております』 ありがたいことだ。

という訳で、2012年元旦最初の拝観案内に参加させていただくこととなった。 これも何かのご縁であろう。

2012年最初の拝観は、私たち夫婦と、3人組のご家族、計5人である。 最初に庫裏を案内していただき、いよいよ雲龍図のある法堂へ。
 
法堂では、大勢のお坊さんが集まって行事の真っ最中。 厳かな雰囲気である。

手を合わせて一礼し、入口のスペースに座らせていただいて、楽しみにしていた 『雲龍図』 を拝見。
いやあ、これは素晴らしい! 辰年の元旦に拝見させていただく龍の画。 これはなかなか良い一年の始まりではないか!

その後、明智風呂を拝見し、『ありがとうございました』とお礼を述べて拝観は終了。
 
いやあ、なかなか良い元旦の朝である。

***

妙心寺から歩いて下宿に到着。 妻は、事前に家から送っておいたお雑煮セットを取り出し、朝ご飯の準備である。
『じゃあ、今年一年、よろしくお願いします』 『ではいただきます』

お雑煮の朝ご飯を終えると、嵐電でお出かけだ。

まずは嵐山。
 
冬の渡月橋を散策。

初詣は、車折神社へ。 しかし行ってみると、本殿への参拝客は長い列。 一瞬で諦め、芸能神社にだけお参りさせていただいた。
 

その後、お昼ご飯を食べてから『太秦映画村』に向かったのだが、年末から引き摺っている風邪が治らないのに加えて、昨日の3万歩弱の歩きで疲れが出たのか体調が思わしくない。
『俺が一緒だとゆっくり廻れないから、三人で行っておいで。 先に下宿に戻ってゆっくり休んどくわ』

一足先に下宿に戻り、いつの間にやら1時間半ほどのお昼寝。 やっぱ疲れていたんだなあ。

夜は、みんなで晩ご飯を食べ、いつものように宿に戻った。

***

2012年1月2日 今日が、冬の京都の旅の最終日。 今日のメインは、『祇園よしもと』での漫才と新喜劇である。
宿からタクシーで下宿に向かい、二人をピックアップしてJRの駅へ。 京都駅で荷物をコインロッカーに入れると、バスで祇園へと向かった。

開演までには時間があるので、しばし祇園を散策。 まずは八坂神社へお参り。

祇園の下町を散策。 静かで良い雰囲気である。
 
北区や右京区辺りと違い、さすがにここは京都観光の中心地。 多くの人で賑わっている。
 
この辺りは観光地の京都の正月。 次男の住む、寺が多くかつ高級住宅街である下宿の周辺は、普段住まいの京都の正月。 今回の旅では、それぞれ異なった雰囲気を味わうことができ、なかなか良い経験ができた。
 

***

12時半に開場。 さすがに『よしもと』は人気らしく、満席である。
 
まず漫才は、ジャルジャル、NON STYLE、平成ノブシコブシ、海原さおり・しおり、そして西川きよし。 普段あまりテレビを見ない私は、よく知らなかったのだが、ジャルジャルやNON STYLEが面白く、思い切り笑ってしまった。

新喜劇の座長は、内場勝則。 これまた大爆笑の一時をたっぷりと堪能。 『これ、テレビで見るより10倍くらいオモロいな!』

***

 
地下鉄で京都駅まで戻り、ここで解散。 『じゃあまた』

京都駅の新幹線のホームは、上りと下りで全く違う雰囲気。

東京方面への上りは人で一杯だが、下りは閑散としている。 うん、この時期の京都への旅ってのは正解だった。
 

京都の年末年始の雰囲気を肌で感じることができた、今回の旅。

静かな雰囲気の仁和寺や妙心寺の散策を楽しみ、辰年の元旦には、 『雲龍図』 を拝観させていただいた。
また二日には、八坂神社へのお参りと、大笑いで楽しんだ『祇園よしもと』。 そしてなにより、元気だった次男と一緒に久し振りに食卓を囲み、銭湯に通い、冬の京都をたっぷりと堪能することができた。

いやあ、本当に良い正月休みだったなあ。 2012年のスタートは上々である!

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