あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: タンデムでカヤック&バイク、YB125SP_とびしま海道ツーリング

2013年09月08日 | 旅するシーカヤック
2013年9月7日(土) 日曜日に予定していた、夏のシーカヤック教室の島渡りツーリングが、施設の都合で予備日に延期となり、急遽予定が空いたこの週末。
連絡を受けた金曜日、昼にキャンプ場を予約し、家に帰ってから、『島渡りが延期になったんよ。 この休みは何か予定ある?』 『特にないよ』
『じゃあ、久し振りに一緒に生名にキャンプに行かんか? カヤック漕いで、自転車漕いで、ゆっくりしようや』 『うん、ええよ』

と言う訳で急遽、妻と二人での生名島キャンプツーリングに決定。 うれしいな!

***

タンデム艇を積んで、いつもの浜へ。

管理人さんが来ておられたので、挨拶をして手続き。 『今回は、久し振りに妻と一緒に来ました。 またお世話になります』
手続きを済ませると、出艇準備。 今日は、昼から雨の予報なので、ちょっぴりお散歩ツーリングである。

いつものように、ポリのタンデム艇を一人でクルマから浜まで運ぶ。

妻には笑いながら、『俺、何歳までこのカヤックを運べるかなあ?』


お散歩ツーリングなので、安全装備とおやつ&ドリンクのみのシンプルな準備。

パドルは、ワーナーのアークティックウインド&初期型カマノのペアである。

『さあ、出発しようか!』

ここのところ毎週末が大雨で、カヤックもバイクも自転車も楽しめない、インドアな休日が続いていたので、久し振りのパドリング。

まずは目の前の平内島へ。

少し漕いでは休憩し、途中のSAで買い込んで来たおいしいおやつをパクリ。 シュガーとナッツの二種類を買ってきたので、妻と半分こして分け合う。

『どっちが美味しかった?』 『うーん、ナッツかな』 『ちょっぴり塩味だからじゃない』 『なるほど、そうかも』

秘密基地を発見!

さっそく中に突入だ。

『うん、この秘密基地はなかなか好い感じだねえ』

***

この辺りは、潮の流れが複雑である。

ザワザワザワザワ。 ザップンザップン、ドシャンバシャン。

こういう変化が、のんびりまったり_お散歩ツーリングの程良いスパイスとなる。

管理人さんから事前に教えていただいていた、因島に新しくできたハローズを海からチェック。

『うーん、スロープや浜がないから、海から買い物は難しそうだな』 残念。






漕いでいると、次第に青空が覗いてきた。


鶴島富士。

『あー、数週間振りのカヤック。 気持ち良かったなあ』




***

カヤックを揚げ、カートップして洗い、着替えると立石港へ。 ここで、タンデム自転車をレンタルするのである。

『タンデムは久し振りだね。 楽しみだ』

まずは前に俺が乗り、自転車を支えておいて、後ろに妻が乗る。 『じゃあ良いかい?』 『うん、いいよ』
『いちにの、さーん』で漕ぎ出した。

海沿いの道を、リズムを合わせて漕ぎ進む。 『うん、やっぱタンデムは楽しいね』

生名橋の手前で記念撮影し、漕ぎ出そうとしたとき。。。

『ガシャり』

『ああ、チェーンが外れたみたい』 このタンデム自転車はチェーンが外れ易いらしく、前にレンタルしたときもチェーンが外れて掛け直した覚えがある。
降りてチェックすると、これが複雑に噛み込んでいて外れない。 『いやあ、参ったなあ』

とんだトラブルである。 自転車を借りたところに電話すると、来てくれるとの事。

しばし待っていると、自動車がやって来た。 工具箱を手に、担当の方が降りて来られた。 『かくかくしかじかで。。。』と話すと、工具箱を開き、修理にトライ。
しかし、複雑に噛み込んだチェーンは外れる事なく悪戦苦闘。

すると電話をかけられ、『修理してくれる方が来られますから』との事。

業者の方が来られたが、『うーん、これは持って帰って外さないと』という事になり、俺たちは担当の方が乗って来られたクルマで再び立石港へ。
予備のタンデム自転車を出していただき、リスタート。 『いやあ、いろんな事があるもんだねえ』


こんどは無事に生名橋を渡り、弓削へ。

弓削では『しまでカフェ』でランチ。

結構な日差しとなり、汗をかいたので出していただいた水がおいしいのなんの。 『これって、ちょっと変わった味がしない?』 『うん、もしかして水にレモンが入っているかもね』


注文は、妻はレモンポーク丼。

俺はレモンポークハンバーグランチ。

もちろん、分け合って両方を楽しむ。 これが、二人で旅に来た時の良い点である。

***

『ごちそうさまでした。 美味しかったです!』
帰路、弓削から生名までのアイランドホッピングはアップダウンのあるコース。

息を合わせて漕ぎ進んでいたら、今日のチェーントラブルの様に思いも掛けない出来事が待ち構えていたりするものである。 また、気持ち良く漕ぎ進める眺めの良い平地あり、苦しい中声を掛け合って漕ぐ試練の登り坂もあり、リズムが合わないときも、そしてその後には風が気持ち良い爽快な下り坂もある。
そして、それら一つ一つが、10年後20年後には、忘れられない想い出になっていたり、笑い話になっていたり、成長するための経験になっていたり。

しまなみ海道で妻と漕ぐタンデム自転車は、まるで人生そのものだ。

***


夕方、自転車を返してキャンプ場に戻り、干しておいたPFDやジャケット、手袋などを取り込んで温泉へ。

お風呂はもちろん、定番の『フェスパ』である。

『じゃあ、1時間ね』

カヤックと自転車でかいた汗を流し、海を眺めながら露天風呂でのんびりまったり。
サウナで汗を流し、水風呂で体を冷やす。 日頃の疲れが抜けていく。 『あー、最高である!』

夜は、スーパーで買い出した総菜や寿司で晩ご飯。 まずはビールで乾杯!
『あー、久し振りに休日って感じだったなあ。 良い汗かいたよ』


夜中に雨が振り、朝まで残ったが、キャンプ場では快適に過ごすことができた。

『お世話になりました。 また遊びに来ます!』

***

雨の残る生名島を朝7時のフェリーで離島し、家路についた。 尾道からは下道で戻ったのだが、家までは2時間ほど。 近いものである。
途中からは雨も上がり、次第に青空も覗いてきた。 今日はなんだか晴れそうな予感。

『じゃあ、久し振りにバイクでツーリングに行ってくるわ』 『はい。 雨で路面が濡れているから気をつけてね』 『うん、分かった』

YB125SPのカバーを外し、エンジンを始動。 安芸灘大橋を渡り、蒲刈へ。

11時に蒲刈の花美月さんに到着。

今日は、まずここでランチをいただく予定。

ここのランチは品数が多い事に加え、野菜もおいしいのが嬉しい。
『ごちそうさまでした』 『これから御手洗の方まで行かれるんですか?』 『ええ、そうなんです』 『じゃあ、お気をつけて』 『はい、ありがとうございます』

豊島。

ここからの眺めが俺のお気に入り。 雨上がりの今日は、『芸予ブルー』が迎えてくれた。

大崎下島。

ここでも『芸予ブルー』

これまたお気に入りの島、岡村島。






***

再び、大崎下島。 今度は御手洗へ。

まずは展望台。


展望台でしばし休憩すると、バイクで下まで降り、久し振りに町を散策。

島ならではの狭い路地。

整備された美観地区。

住んでいる人達の嬉しい心遣い/持て成しの心。

懐かしい看板。

日立。

ロビンエンジン。













いやあ、天気に恵まれ、御手洗散策も良かったなあ。

帰り道。

とびしま海道の橋の上からは、しななみらしい景色が堪能できた。

家に戻ると、YB125SPの走行距離は3,000km越え。 今日は、オイル交換も済ませて快調そのもの。

『あー、秋が来た事だし、シーカヤックでアイランドホッピングをたっぷり楽しみたいなあ』 さて、来週はどこ行こう?

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