あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: ロードスターで佐白温泉&サイクリング、奥ノ内湾日帰りツーリング

2013年09月22日 | 旅するシーカヤック
2013年9月21日(土) この週末も、世間は3連休のようだが俺は普段通りの土日休み。

『どう、久し振りにドライブに行ってみようか』 『どこへ?』
『先週の俺のブログを見て、佐白温泉のレストランの定食がおいしそうって言ってたじゃん。 ロードスターで行って、レンタサイクルで自転車漕いで、温泉入って帰ればどうかな』 『うん、ええよ』

***

早朝家を出て、佐白温泉・長者の湯へと向かう。

国道沿いの温度表示は16℃を示しており、オープンで走っていると半袖では肌寒さを感じるほど。
『ああ、秋が来たって感じだね』 弱めのヒーターを入れると、快適なドライブに。

それでも日が昇ると気温が上がってきて、ヒーターはOFF。

9時過ぎ、長者の湯に到着した。

駐車場にロードスターを停めると、まずはレンタサイクルの手続き。
聞いてみると、この温泉でレンタサイクルを始めてから、俺たちが最初に借りるお客さんなのだとか。

確かに、自転車はいずれもピカピカである。

妻が手続きしている間に、温泉の方としばし雑談。
『実は、先週この温泉に入りにきて、レンタサイクルがあるのを見つけて、今日は妻と一緒に来たんですよ。 ここは、温泉も良いし、料理も美味しいし、最高ですね』 『そうですか。 ありがとうございます』
『私自身は今日が3回目で、前は島根半島でシーカヤックを漕いで、キャンプして、帰りにここで温泉を楽しんで帰ったんです』 『どちらから来られたんですか?』
『呉からです』

『そうですか! 実は先日私も休みに呉まで行ったんです。 でも火曜日で大和ミュージアムが休みでした』 『それは残念でしたね』
『でも、呉うどんを食べて帰りましたよ』 『呉うどん、麺にコシがないんですよね。 あれは、海軍工廠で働く人達が、短い休みにサッと食べられるように柔らかい麺にしてあるんだと聞いたことがあります』

『なるほど、そうなんですね。 今度また呉には行ってみようと思ってるんです。 瀬戸内の魚もチェックしたいですし、野菜やお酒もいろいろ調べてみようと思ってるんですよ。 なんで、途中、西条の酒蔵なんかも見学しながら行ってみようかと』

***

手続きを終え、サイクリングに出発だ! 今日は、俺はスポーツタイプ、妻は電動アシスト自転車。

秋晴れの天気に恵まれ、最高のサイクリング日和。

素晴らしい景色の中、クルマも少なくて安心して、適度なアップダウンのあるコースでの快適な漕ぎが楽しめる。

橋を渡っていると、停まっていた軽トラックから降りて来られた方に話し掛けられた。
『長者の湯から?』 『ええ、今日は呉から来たんですが、温泉で自転車を借りてサイクリングしてるんです』
『そこの道の駅でも自転車を借りれるようにしようと思うとるんじゃが、まだ管理者が決まってないんよ』 『そうなんですか』

『それにしても、ここは景色も好いし、サイクリングには最高ですね』 『俺は、この辺りの町興しの活動もやりよるんよ。 去年は、この湖にワカサギを放流したし、これからは、ワカサギ釣りの筏を出せるようにしたいと準備をしよるんよ』

『写真とってええか』 『はい、良いですよ』
『じゃあ、写真はホームページに載せておくから。 楽しんで』 『はい』

***






本当に快適なサイクリングコースである。

道沿いには栗の毬も落ちており、秋を感じさせる。

落ちている毬を、ちょっとお土産に。







途中の登り坂では、ローギアまで落してもまだ駆動力が足らず、久し振りの立ち漕ぎだ。
『おお、頑張るねえ』と妻。 『ぜったい降りないぞー』と、ゼイゼイ、ヒイヒイ言いながら、登り坂を立ち漕ぎで。
『まだかのう』 『あのカーブを曲がったら頂上じゃない』 『いやあ、まだまだあるなあ』

ゼイゼイ、ヒイヒイ。 『あー、やっと頂上だ!』

坂を下り、平地になったところでしばし休憩。 『いやあ、キツかったなあ』 『電動アシストでもキツかったからねえ。 よう頑張ったねえ』

結局、1時間半ほどのサイクリング。 『戻ったら温泉で汗を流して、お昼ご飯にしよう!』

ここは、距離に応じて様々なルートが選定でき、ダム湖沿いの美しい景色を堪能しながらサイクリングが楽しめる。
『これはまたまた良いところを見つけたねえ』

***


一人300円也の入浴料を払い、気持ちの良いお湯へ。 『な、300円って安いやろ』

まずは30分ほどでサイクリングの汗を流し、レストランへ。

今日は、二人とも日替わり定食である。
『ごちそうさまでした。 ああ、美味しかった』

食後はしばし休憩し、再びお風呂でのんびりまったり。

***

『じゃあ、そろそろ帰ろうか』

帰りは気温が30~34℃位と秋とは思えない暑い中、オープンドライブを堪能。

家の近くで給油。 燃費を計算すると、16.6km/L。 『やっぱ、遠出すると燃費が好いね』

荷物を降ろし、シャワーを浴びると、バスで呉へ。

今日は、先日誕生日を迎えた妻と久し振りの外食である。

海軍さんの麦酒館。

まずは『乾杯!』

『50年間ご苦労さま。 そして、そのうちの25年を俺と一緒に過ごしてくれてありがとう』








デザートは、巴屋のアイス最中。 『ああ、お腹いっぱい。 ごちそうさまでした』

***

2013年9月22日(日) 朝6時から地元の祭りの綱張りを手伝い、それが終わるとそのまま出発。
『ちょっと漕いでくる』 『どこへ』 『今日は音戸。 だから、2-3時間で帰ってくるよ』

家から30分弱でいつもの浜へ。

今日は、少し曇りがちで北西の風もあるようだ。

『じゃあ、漕いでくるか』

このエリアは、俺の原点とも言うべき場所。

二十数年前、中古のファルトボート_フジタカヌーのSG-1を購入し、まだ小さかった長男を連れて家族で大浦崎公園に来て、妻と子供は公園や浜で遊ばせておいて、俺一人でシーカヤックの練習をしたり、情島まで漕ぎ渡ったり。
始めた当時は、情島までの島渡りも冒険であった。

まずは、情島へ。

小情島を経由して、

鈴鹿島へと向かう。



鈴鹿島では、狭い浜にシーカヤックを引き揚げてしばし休憩。

そこからは、奥ノ内の湾内へ漕ぎ進む。

牡蠣筏。

かつては年に何度も通っていた、お気に入りのプライベートビーチ。

弁天島。

海の上から手を合わせ、安全祈願。


***

弁天島を回り込んで、大浦崎公園へと戻る。

ここからは、北西~西風が通り抜け、結構な向い風。

久し振りに、アークティックウインド裏漕ぎのフルパワー。 ガシガシガシ。

約30分ほどの、向い風真面目漕ぎ。

無事、大浦崎公園に戻ってきた。 地元の海で、約2時間のお散歩ツーリング。

今週末も、土曜日は妻一緒にロードスターのオープンドライブ&サイクリング、そして温泉と呉ビールを楽しみ、日曜日は朝からシーカヤックを楽しんだ。
なかなか良い秋の始まりだ!

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