あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 芸予ブルー堪能、しまなみ海道【カヤック&バイク】キャンプツーリング

2013年10月27日 | 旅するシーカヤック
金曜日の午後は大事なプレゼンテーションが成功裏に終り、その後のディスカッションも盛り上がって、気持ち良く週末に突入した。

***

2013年10月26日(土)心配していた台風もなんとか逸れ、この週末は久し振りにキャンプツーリングが楽しめそうな感触。
ウイルダネスカヤックのケープホーンと、スペシャライズドのMTBを積んだワゴンで早朝の道を東へと走り、通い慣れたしまなみ海道へと向かう。

生名島のいつものキャンプ場に到着。
クルマを降りてみると、予報より強い風。 天気予報では、明日の中国地方は高気圧に覆われて快晴とのことなので、『今日は自転車で楽しむとするか』

クルマから自転車を降ろし、着替えて準備完了。 『さて、今日はどこを走ろう?』
いつもなら、ここから弓削島へと向かうのだが、いつも同じコースでは面白くない。 『じゃあ、佐島を開拓してみるか』

橋を渡り、

佐島へ。

お寺を拝見し、

海沿いの道を走り、山道へ。 結構アップダウンがあり、良い運動になる。

途中でアケビを発見し、自転車を降りて崖を登り、蔓を引っ張ってゲット!

久し振りに味わうアケビ。 種ばかりではあるが、白い果肉の微かな甘さが懐かしい。

アップダウンをえっちらおっちら。 ようやく、佐島の南端に到着である。

『ああ、ええ眺めや。 こりゃあ、苦労して走ってきた甲斐があるゆうもんやなあ』


***

ペットボトルのお茶を飲み、しばし休憩すると、Uターン。 再びアップダウンを、へえへえ言いながら走り抜ける。
自転車を漕ぐ筋肉が付いていない俺は、檀密が居なくても登りがあればハァハァしてしまうのだ。

集落まで戻ってきたら、俺の好きな神社を参拝。

残念ながら今日は曇りがちだが、快晴であればここの神社の眺めは素晴らしいのである。

階段を登り、本殿に参拝。

『この旅の安全を見守ってやって下さい』


秋を感じるなあ。

良い雰囲気の石垣もある。

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佐島を出ると、弓削島へ。
11時に、しまでカフェさんに到着。

『さて、今日は何にしようかな?』

これまで、レモンポーク丼、レモンポークハンバーグは食べたことがある。
『ようし、今日はこれや』 前から気になっていた、”摘み菜ランチ”をチョイス。

雑誌を読みながら、しばし待つと、『お待たせしました』

『おお! これは好い感じじゃあないか!』 『いただきます』

ご飯には山茶花の花びらがあしらわれて美しく、また摘み菜ランチならではの、その日その日で変わるという様々な山菜も美味しいのだ。
また鯛は骨まで柔らかく、頭から尾鰭まで、残さずいただくことができた。

会計の時、『ごちそうさまでした。 これ、前から気になっていて初めて食べましたが、本当に美味しかったです!』

***

弓削島をしばらく北に走り、Uターンして佐島経由で生名島へと戻ってきた。

自転車を積み、着替えると、フェスパへ。

お風呂にゆっくりと浸かってのんびりまったり。
サウナでたっぷりと汗を流し、体が火照ると外のベンチにゴロリ。 しばし風に当たって体を冷ます。
再びサウナへ。 そして外へ。 これを何度か繰り返し、平日のストレスと今日の疲れを体の外に排出する。

最後はゆっくりとお風呂に浸かり、『ああ、気持ち良かったなあ』

風呂から上がる頃には、青空も広がり始めた。

『明日は期待できそうだ!』

キャンプ場に戻る。

ここにも秋が。

夕暮れ直前の良い雰囲気のキャンプ場。


***

2013年10月27日(日) 昨日の自転車の疲れが出たのか、キャンプの朝にしては珍しく、5時半までぐっすりと寝ていた。
『ああ、今日はよう寝たなあ』

朝食を食べ、道具一式を片付けると、モーニングコーヒーをゆっくりと楽しみ、佐島へ移動。

今日は風も穏やかでシーカヤックが楽しめそうだ! でも、いつもと同じコースでは面白くないということで、普段あまり漕いでいない佐島を久し振りに一周してみる事にしたのである。

ちょうど、山陰から日も登ってきた。

少し北寄りの風はあるものの、空は快晴で気持ち良い。

今日もドライスーツを着用。 まだグローブは嵌めていないが、漕ぎ進んでいると時折風の冷たさを感じることがあり、もう少ししたらグローブが必要となる時期が来たようである。

『あ、芸予ブルーだ!』

雲一つない秋晴れの朝。 芸予ブルーの海と空を眺めながらのパドリングは、ここ数週間台風の影響でキャンプツーリングが楽しめなかったこともあり、よりそのブルーの美しさが心を打ち奮わせる。

『いやあ、カヤックを今日にして良かったなあ!』

佐島の岸沿いを南下し、南端からは東へ。

太陽に向かって漕ぐときの、メタリックな風景も、芸予ブルーからの変化として眼を楽しませてくれる。

朝のパドリングは、こんな光や光景が楽しめるから、俺のお気に入りの時間なのだ。

遠くには、多くの漁船や遊漁船。

***

南端を越えると、こんどは北向きに。

カウンタークロックワイズで、佐島を一周である。

佐島と弓削島とを結び橋を越えると、目の前には因島の造船所。

ここからは再びバウを西に向けて、生名大橋へ。

ちょうど潮止まりの時間。 穏やかな橋の下を越えて、

再びバウを南へと向ける。

今日は、2時間弱の佐島一周ツーリング。
絶好の秋晴れの下、芸予ブルーのしまなみ海道の景色をたっぷりと堪能することができた。

『いやあ、自転車漕いで、キャンプ場で独り静かにビールを楽しみ、芸予ブルーの中をカヤック漕いで、最高の週末だった』
まさに、シーカヤッカー冥利に尽きるというものである。 幸せだなあ!

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