酷暑の柱島キャンプツーリングで幕を開けた2015年の盆連休。
柱島から戻った翌日は、暑さにやられた体を休めつつクルーソー460_旅するシーカヤックスペシャルの片付け。
その後も暑い日や雨の日が続く中、妻と一緒に『ミッションインポシブル』を観に行ったり、久し振りにYB125SPを引っ張りだして涼しい野呂山に遊びにいったりと、比較的ゆっくりと過ごした。
『せっかくの休みやから、最後の土日くらいどこかにドライブ旅行にでも行きたいねえ』
『どこか宿が空いとるん?』 『なんとか探してみるよ。 どこか一軒くらい空いとるやろ』
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いろいろとネット検索で探した結果、日生の宿を発見。 という訳で、今回は日生で一泊のドライブ旅行に決定した。
『日生なら、お昼ご飯は牡蠣オコやなあ。
去年の秋に尺取り虫ツーリングで行ったときに見つけたええ店があるんよ』
2015年8月15日(土) 朝7時に家を出発。
午前中は時間があるので、妻が行った事がないという播州赤穂まで足を伸ばしてみる事にした。

大石神社に到着。

ここは、忠臣蔵の赤穂義士で有名な神社である。

さすがにお盆休み最後の週末らしく、家族連れで訪問する人々で賑わっていた。
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お参りを済ませると、前回は見学しなかった資料館へ。

当時の甲冑や武具、手紙などが展示され、なかなか興味深いものであった。
資料館を出て庭を見学に行く途中、神社を一周してみると、

十二支の置物や、

初めて知った柱の相場などなど、思わぬ発見も。
そして庭を見学。

少し暑いが晴れて、なかなか良い日本庭園の眺め。

それほど広い訳ではないが、歩いて庭を散歩してみた。

神社の出口に、毎年選ばれた川柳が書かれた札が。

読んでみると、なかなか面白いものもある。

『ようし、じゃあ日生に移動しようか』
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日生に到着すると、今日お世話になる宿にクルマを泊めさせていただき、歩いてお好み焼き屋さんへ。

お気に入りの、『浜屋』さん。

『牡蠣オコとエビオコをお願いします』

創業当時から使い続けているという、年季の入った鉄板。
『あ、焼けたら半分づつに分けてもらえますか』

『あ、ビール。 一本お願いします』
二人だとシェアして食べる事ができるので、昨年食べる事ができず気になっていたエビオコも、今年はようやく食べる事ができた。
『うん、牡蠣とエビじゃあ、ぜんぜん味が違うねえ』
シャカシャカ。 ハフハフ、フーフー。 パクリ。 そしてゴクリ、ゴクゴク。 プハーッ、旨い!
『あ、ビール。 もう一本お願いします』
今年の夏の客入りについて、牡蠣オコとエビオコについて、昔と今とのお客さんの違いについて、などなど。
今のお客は俺と妻との二人だけなので、おばちゃんと四方山話を楽しみながらの食事である。
『ごちそうさまでした。 美味しかったあ。 また来ます! 夏か秋に!!!』
人混みや行列が大嫌いなへそ曲りの俺にとって、牡蠣オコのシーズンと言えば、人の少ない夏か秋なのだ。
冷凍の牡蠣とは言え、漁協で急速冷凍された牡蠣は十分に美味いし、夏はエビオコのベストシーズンなのである。
暑い中、歩いて近くの資料館まで行き、日生の有名人や漁の事、打瀬船の事などなどを学ぶ事ができた。
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今日お世話になる宿。

宿に入るとお風呂に入って、暑かった一日の疲れを癒す。
エアコンの効いた部屋にゴロリと転がり、本を開く。
夕食は、魚尽くし。

妻と二人、1時間半ほどかけて、ゆっくりと食事をいただいた。
『ごちそうさまでした』
『播州赤穂も行ったし、日生で牡蠣オコ/エビオコも食べたし、これでようやく連休らしくなったねえ。 よかったよかった』
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長いようで短かった連休もこの旅で〆となった。
柱島へのキャンプツーリングも楽しんだし、ミッションインポシブルは最高に面白かったし、ドライブ旅行も楽しめて、まあまあええ休みやったなあ。
さあ、明日から仕事を頑張って楽しむぞ。
そして来週末はどこ行こう?