あるくみるきく_瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内を中心とした、『旅するシーカヤック』の記録

『芸予ブルー』_テーマカラー of 印象派_”瀬戸内シーカヤック日記”

瀬戸内シーカヤック日記: 横山幸雄・世紀の4大ピアノ協奏曲演奏会

2018年05月04日 | 旅するシーカヤック
2018年5月3日(木) 今日は、広島交響楽団と横山幸雄さんが共演する、『横山幸雄・世紀の4大ピアノ協奏曲演奏会』の日。
数ヶ月前、会社でS席チケットの割引販売があり、せっかくの機会ということで2枚購入していたのである。

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開演が13時ということで、昼前に広島市内に出て、お昼ご飯。
久しぶりに訪ねてみようと思っていた麻婆豆腐のお店に行ってみると、ゴールデンウイークの休業日であった。
残念。

じゃあ新しい店を開拓してみようと、街を歩いていて気になったのがこのお店。

『神戸元町ハイカラ中華そば DOUGEN』
変にどこぞの雑誌に掲載された店などというアピールがなく、大きく分かりやすい料理の写真だけが並べられた、シンプルな看板が気に入ったのである。
『うん、今日はここに入ってみよう』

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妻は塩ラーメン、俺はこの店一押しという汁そばを注文。

ここのカウンター席の番号は、壁に貼られたシールに書かれている。

そのシールは、俺の大好物であるエビスビールのもの。
『縁を感じるなあ』

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運ばれてきた汁そばがこれ。

麺は平めん。
他の麺類は、麺がストレートとちぢれを選べるようになっているのだが、この汁そばはこの麺に決まっているようだ。

まずはスープをゴクリ。
『おお、これは良い出汁が効いているなあ』
麺をズルリ。
『うん、スープが絡んで相性がいいねえ』
チャーシューをパクリ。
『おお、このチャーシューは美味しいな。 これでビールを飲みたいくらいだ』
もやしをガブリ。
『え、これって炒めてあるんだ』
確かに注文した後、炒め物をする音が聞こえていた。
炒められたもやしが、なんとも香ばしく、またその香ばしさがスープにも風味を与えている感じ。

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ついついスープを飲み干し、完食。
『ご馳走様でした。 美味しかったです』と店を出る。

妻も、ここのラーメンとチャーシューが気に入ったとの事。
これは良い店を見つける事が出来たなあ。 また来よう。

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コンビニでコーヒーを買い、川沿いのベンチでしばし休憩。

遠くには、フラワーフェスティバルのパレードが見える。
大勢の人が見学に来ているようだ。

12時半を過ぎると、広島文化学園HBGホールへ。

数年前からの、なんちゃって俄かクラシックファンの俺は、恥ずかしながら、これまで横山幸雄さんの名前も知らず、演奏も聞いた事がないのだが、プロフィールを拝見すると、著名なピアニストの方のようである。


しかも、プログラムは、

<第1部>

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 op.73『皇帝』

休憩10分

ショパン:ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11

休憩20分

<第2部>

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18

パンフレットによると、広島でこの4大協奏曲を一度の公演で聴く事ができるのは、まさに奇跡としか表現できない、との事。

楽しみだ。

***

最後のプログラム、ラフマニノフのピアノ協奏曲の第3楽章が終わると、会場は大きな拍手に包まれた。
立ち上がって拍手を送っている人もあり、本当に良い演奏会であった。

チャイコフスキーが好きな俺は、やはり第2部からがお気に入り。
チャイコらしい美しい曲に惹かれ、反田恭平さんのCDでいつも聴いているラフマニノフも、やはりライブで聴く事ができるのは感動も一入。
思い出せば、ラフマニノフは、反田恭平さんの松江での演奏も素晴らしかったなあ。

どちらかというと、ヴァイオリン派の俺であるが、たまにはピアノも良いなと思わせていただいた。

***

演奏会の余韻に浸りながら、夜は妻との食事を楽しみ、久々にスナックに行って二人でカラオケも歌うという珍しい展開。
俺は、最近はまった『赤色エレジー』に始まり、小林旭でノリノリになり、欅坂46でズッコケ、佐野元春で遠い青春時代を思い出した。

たまにはこんな夜も良いものである。

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生涯不良の旅するサラリーマン・シーカヤッカー。
さて、連休後半はどこ行こう?

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