2010年10月31日(日) 今日は、会社で最近知り合った友人夫婦と会う予定。 今朝の天気予報では、今日は曇りのはずだったのだが、なぜか朝から雨が降り始めた。
『おいおい、今日は曇りの予報だよ。 なんで雨なんだろう? やっぱり雨女の力かなあ!』
妻と二人で近くの駅まで迎えにいき、挨拶を交わしてクルマに乗り込む。 今日のお客さんは、トルコ人のご夫婦。 ご主人は、私よりだいぶ若く、30代前半である。
数ヶ月前、途中入社で同じ職場に配属され、日本語が堪能なご主人と時々会話を交わすようになった。 聞いてみると、これまで東京に住んでいたのだが、広島に来てまだあまり観光にも出掛けていないとの事だったので、『ぜひ一度、呉に遊びに来ればいいよ』と招待していたのである。
***
恥ずかしながら海外旅行の経験もほとんどなく、トルコの事はほとんど知らないのだが、広島と言えば、自慢できるのはやはり瀬戸内海でしょう! という事で、今回は、一も二もなく『とびしま海道』へのドライブと決めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/35/1d8a2cc4df45f8f914f0ba3f0e41169c.jpg)
秋晴れなら最高の景色を楽しんでもらえるのだが、残念ながら今日は天気予報も外れた『雨』。 それでも、瀬戸内海の雰囲気だけでも味わってもらおうと、ドライブに出掛ける事にした。
***
まずは、安芸灘大橋を渡り、県民の浜へ。 この時だけはちょうど雨も上がり、浜を散策。 あいにくの雨の景色ではあったが、静かで美しい浜の雰囲気と海の美しさは気に入っていただけた様子。
聞いてみると、東京や神奈川の海は、地中海に比べて汚く、泳ぐ気にもならないほどだったとの事だが、蒲刈の海を見て、日本の海に対する印象が変わったとか!
いや、本当にうれしいな。 それだけでも、ここに案内した甲斐があったと言うものだ。 『でも、晴れると本当にここの景色はきれいなんですよ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/35/64da54e2a1ec883b16a38d28000a49eb.jpg)
↑ 晴れた日の県民の浜の景色はこれである!
***
再び出発し、豊島を経由して大崎下島から岡村島へ。 途中の豊島では、漁港のそばにクルマを止め、瀬戸内でも珍しい『家船』についてお話しする。 どこまでディーテールが伝わるかは分からないが、やはり瀬戸内の中でも独特の海洋文化を有している豊島で、この話を避けて通る訳にはいかないな。
トルコからのお客さんに、瀬戸内の中でもディープな『豊島の家船文化』について語っている俺を見ながら、妻は『また始まった』って感じでニヤニヤ笑っている。
岡村島の浜から、対岸の御手洗を眺め、この辺りの海の事、御手洗の歴史に付いて説明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/27/413306cf7e85e038c6fa3bc78501b1e5.jpg)
『北前船』、『潮待ち、風待ち』 どこまで伝わったであろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d4/9a039924c3f2420b40a1859201e46fcc.jpg)
↑ この浜も、晴れていればこんなに美しい浜なのだが。。。 残念!
海の駅で、トルコでの生活や文化、日本での生活などのお話を伺いながらゆっくりと昼ご飯を食べ、御手洗(みたらい)の展望台へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/0d/0b8681f6f374c40fd4871560bb3439b0.jpg)
もちろんここでも雨なのだが、雰囲気だけは気に入っていただいたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8b/087ad8000c7ae100244a56f64ef21cd8.jpg)
↑ 晴れていれば。。。
***
駐車場にクルマを止め、町をそぞろ歩き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/05/f8f41146bf0c50eb23caa4d9ce0025ea.jpg)
神社に参拝し、古い波止と灯台を見学。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/f4/a1823d8239e9a5a958729478252e4ae3.jpg)
『オチョロ船』の名物船大工さんの工房を訪れ、写真や模型を拝見しながら話しを伺う。 この『オチョロ船』を、海外からのお客さんに詳しく説明するのは、ちょっと難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/27/c607f4c984ebb7fab08e590de3edd1a0.jpg)
ご主人のお父さんが大工さんだったと言う事で、この船大工さんの手仕事にも興味を持って観察していたようだ。
じっと模型を観察していた彼が船大工さんに発した質問が、これまで俺が気づいていなかった視点での疑問点だったことに驚いた。 いやあ、やはりその道の経験がある人は、国が違っても本質が分かるんだなあ! 感心、感心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e2/aa46df4bc62a6fdc493d8523bd0d5231.jpg)
なるほど、そういう事だったのか! 俺も良い勉強になった。
***
景観保存地区を歩き、昔ながらの時計店へ。 残念ながら今日は休業日だったので、以前ここで話しを伺った内容を説明する。
そうしていると、別の団体さんが時計店の前へ歩いて来られ、今日は閉まっていると言う事で話し掛けられたので、彼らにした説明を再び繰り返した。 『前に来た時に聞いた話しですが。。。 ここのご主人は、時計をチェックして、必要ならスイスに部品も発注して。。。 店の中には、昔のアナログ式デジタル時計や、とても古い貴重な時計が。。。』
フラリ風来坊の俺だが、これまでの経験を活かし、こんなときには『なんちゃって地元の観光ガイド』に変身するのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/38/9fbc39936fcb24d92ba93313b59d2a04.jpg)
瀬戸内の島らしい狭い路地を散策し、神社にお参りして、昔の家を改造した展示室を見学させていただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/16/a844c862382e5d5db740f404fe3025ad.jpg)
東京や横浜など、日本の中でも特殊な都会に住んでいた彼らは、この『とびしま海道』や『御手洗』そして『瀬戸内海』は、まったく別の日本に見えたようで、それなりに気に入っていただけた様子。
***
一旦家に戻り、少し休憩した後、長男のクルマで呉市内へ送ってもらい、予約していた『呉名物の一つである焼き鳥屋』さんで今日の打ち上げ。 そしてその頃には、驚く事にそれまで降っていた雨がスッカリ上がったのだ。 『雨女』恐るべし!!!
テーブルを囲んでビールを飲み、焼き鳥を食べながら、4人で今日一日の楽しいドライブを振り返り、またトルコや日本の話題で盛り上がった。 『焼き鳥』や『つくね』、『スープ豆腐』もお気に召したようだ。
いやあ、本当に楽しい一日であったなあ。 それにしても、今日は一日お疲れさまでした。 またぜひ遊びに行きましょう!
『おいおい、今日は曇りの予報だよ。 なんで雨なんだろう? やっぱり雨女の力かなあ!』
妻と二人で近くの駅まで迎えにいき、挨拶を交わしてクルマに乗り込む。 今日のお客さんは、トルコ人のご夫婦。 ご主人は、私よりだいぶ若く、30代前半である。
数ヶ月前、途中入社で同じ職場に配属され、日本語が堪能なご主人と時々会話を交わすようになった。 聞いてみると、これまで東京に住んでいたのだが、広島に来てまだあまり観光にも出掛けていないとの事だったので、『ぜひ一度、呉に遊びに来ればいいよ』と招待していたのである。
***
恥ずかしながら海外旅行の経験もほとんどなく、トルコの事はほとんど知らないのだが、広島と言えば、自慢できるのはやはり瀬戸内海でしょう! という事で、今回は、一も二もなく『とびしま海道』へのドライブと決めていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/35/1d8a2cc4df45f8f914f0ba3f0e41169c.jpg)
秋晴れなら最高の景色を楽しんでもらえるのだが、残念ながら今日は天気予報も外れた『雨』。 それでも、瀬戸内海の雰囲気だけでも味わってもらおうと、ドライブに出掛ける事にした。
***
まずは、安芸灘大橋を渡り、県民の浜へ。 この時だけはちょうど雨も上がり、浜を散策。 あいにくの雨の景色ではあったが、静かで美しい浜の雰囲気と海の美しさは気に入っていただけた様子。
聞いてみると、東京や神奈川の海は、地中海に比べて汚く、泳ぐ気にもならないほどだったとの事だが、蒲刈の海を見て、日本の海に対する印象が変わったとか!
いや、本当にうれしいな。 それだけでも、ここに案内した甲斐があったと言うものだ。 『でも、晴れると本当にここの景色はきれいなんですよ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/35/64da54e2a1ec883b16a38d28000a49eb.jpg)
↑ 晴れた日の県民の浜の景色はこれである!
***
再び出発し、豊島を経由して大崎下島から岡村島へ。 途中の豊島では、漁港のそばにクルマを止め、瀬戸内でも珍しい『家船』についてお話しする。 どこまでディーテールが伝わるかは分からないが、やはり瀬戸内の中でも独特の海洋文化を有している豊島で、この話を避けて通る訳にはいかないな。
トルコからのお客さんに、瀬戸内の中でもディープな『豊島の家船文化』について語っている俺を見ながら、妻は『また始まった』って感じでニヤニヤ笑っている。
岡村島の浜から、対岸の御手洗を眺め、この辺りの海の事、御手洗の歴史に付いて説明。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/27/413306cf7e85e038c6fa3bc78501b1e5.jpg)
『北前船』、『潮待ち、風待ち』 どこまで伝わったであろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/c3/f537e3ac38e2130acc964557e896145a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/d4/9a039924c3f2420b40a1859201e46fcc.jpg)
↑ この浜も、晴れていればこんなに美しい浜なのだが。。。 残念!
海の駅で、トルコでの生活や文化、日本での生活などのお話を伺いながらゆっくりと昼ご飯を食べ、御手洗(みたらい)の展望台へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/0d/0b8681f6f374c40fd4871560bb3439b0.jpg)
もちろんここでも雨なのだが、雰囲気だけは気に入っていただいたようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/3c/9d3e959c1f1ad30404340ef5fcac3119.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/8b/087ad8000c7ae100244a56f64ef21cd8.jpg)
↑ 晴れていれば。。。
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駐車場にクルマを止め、町をそぞろ歩き。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/7e/d4c14dbb806626d41b759bd48854a3dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/05/f8f41146bf0c50eb23caa4d9ce0025ea.jpg)
神社に参拝し、古い波止と灯台を見学。
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『オチョロ船』の名物船大工さんの工房を訪れ、写真や模型を拝見しながら話しを伺う。 この『オチョロ船』を、海外からのお客さんに詳しく説明するのは、ちょっと難しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/a1/f170e4b004281249a304a9e91bb3fc0e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/27/c607f4c984ebb7fab08e590de3edd1a0.jpg)
ご主人のお父さんが大工さんだったと言う事で、この船大工さんの手仕事にも興味を持って観察していたようだ。
じっと模型を観察していた彼が船大工さんに発した質問が、これまで俺が気づいていなかった視点での疑問点だったことに驚いた。 いやあ、やはりその道の経験がある人は、国が違っても本質が分かるんだなあ! 感心、感心。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/e2/aa46df4bc62a6fdc493d8523bd0d5231.jpg)
なるほど、そういう事だったのか! 俺も良い勉強になった。
***
景観保存地区を歩き、昔ながらの時計店へ。 残念ながら今日は休業日だったので、以前ここで話しを伺った内容を説明する。
そうしていると、別の団体さんが時計店の前へ歩いて来られ、今日は閉まっていると言う事で話し掛けられたので、彼らにした説明を再び繰り返した。 『前に来た時に聞いた話しですが。。。 ここのご主人は、時計をチェックして、必要ならスイスに部品も発注して。。。 店の中には、昔のアナログ式デジタル時計や、とても古い貴重な時計が。。。』
フラリ風来坊の俺だが、これまでの経験を活かし、こんなときには『なんちゃって地元の観光ガイド』に変身するのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/8e/855d1582d4a36f7f99c3a68d9d785d6f.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/38/9fbc39936fcb24d92ba93313b59d2a04.jpg)
瀬戸内の島らしい狭い路地を散策し、神社にお参りして、昔の家を改造した展示室を見学させていただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/e2/c28f84981c8c3a45bf4ff7c5164122b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/16/a844c862382e5d5db740f404fe3025ad.jpg)
東京や横浜など、日本の中でも特殊な都会に住んでいた彼らは、この『とびしま海道』や『御手洗』そして『瀬戸内海』は、まったく別の日本に見えたようで、それなりに気に入っていただけた様子。
***
一旦家に戻り、少し休憩した後、長男のクルマで呉市内へ送ってもらい、予約していた『呉名物の一つである焼き鳥屋』さんで今日の打ち上げ。 そしてその頃には、驚く事にそれまで降っていた雨がスッカリ上がったのだ。 『雨女』恐るべし!!!
テーブルを囲んでビールを飲み、焼き鳥を食べながら、4人で今日一日の楽しいドライブを振り返り、またトルコや日本の話題で盛り上がった。 『焼き鳥』や『つくね』、『スープ豆腐』もお気に召したようだ。
いやあ、本当に楽しい一日であったなあ。 それにしても、今日は一日お疲れさまでした。 またぜひ遊びに行きましょう!