終戦記念日の15日に小泉首相が靖国神社を参拝したことで、一年前の中国での暴動が懸念された。知り合いの在中日本人に聞いてみた。中国では、小泉首相一人が悪者になっており、ほとんどの日本人は靖国参拝を批判しているという報道がなされており、特に大きな影響はなかったもよう。報道とは少しズレがあるものの、昨年のようなことがなくてよかったと、この日の2,3日前に上海から帰国したばかりの私は思ったのでした。
中国の大学で、1週間お世話になった先生に撮った写真とお礼のメールを送ったら、丁寧な返信をいただき感動した。彼はまだ28歳で、年齢は若いがしっかりした考えをもっており、これが普通の中国人なのかそれとも特別なのか考えてしまった。まあ、たぶん普通ではないにしろ、こういう人が大勢いることは間違いない。恐るべし中国人。
上海での街中に設置しているごみ箱は、「リサイクル可能物」と「その他のごみ」の2分別になっている。しかし、どれがリサイクル可能物で、どれがごみなのかは、よくわからない。わからないがペットボトルなどが捨てられると、すぐに回収していく人がいる。彼らは、人が集まるような場所であればどこにでも、たとえば地下鉄構内にまでいて、ごみ箱を覗きながら回収していくので、結局どこに捨てられようとも問題ない。大学の宿舎でごみの出し方を聞いたが、まとめて部屋の前に出しておけばいいと言われただけで、分別などは誰もしていない。回収後、彼らの手によって分けられているようだった。
キリンなどの日本企業がペットボトルのウーロン茶やジャスミン茶を中国で販売している。中国のものと比べると若干高い。中国製のウーロン茶は大抵砂糖が入っているが、低糖などという表示もあり、健康には気を使っているようだ。日本製はというと、低糖に加え、無糖もある。大きな違いは、中国製は蓋が硬くて、どんなにがんばっても私の力では開けられないものもあったりするが、日本製では、そのような経験はない。ウーロン茶だけでなく、すべてが日本製なら信用できる。