中国での一人っ子政策が終息した。人口の増加に歯止めがかかったものの超高齢化社会を迎えることになる。一人っ子政策が解除されたとはいえ、今の若い人達は二人目の子どもを望まない人が多い。子どもにお金がかかりすぎるからだ。15年程前、北京郊外の周口店に行った時、中学生の社会科見学の団体と一緒になった。男子生徒と女子生徒が列を作っていたが、明らかに男子生徒の数が多かった。どのように調整しているのかは知る由もないが、想像はつく。今、結婚する年齢となったこの男の子達のお嫁さん不足は深刻だ。11月11日は光棍节(独身男性の日)、もともとはこの可哀想な(?)男性に向けて、アリババが仕掛けたネットバーゲンだったが、今やその売上は2兆円に迫る勢いだ。爆買いを通り越し、狂買いである。