上海のデパチカで行列ができていたので、何かと思ってのぞいてみると、なんと「てつおじさんのチーズケーキ」だった。以前、ちょっとしたブームになった福岡のチーズケーキ屋さんだ。日本では1ホール500円という手頃な価格も人気の理由だったが、上海でこの価格はどうなんだろうなどど思いながら、田子坊へ行く途中、別のショッピングモールでも同じ行列ができていた。あとで調べたら上海に2か所あり、毎日行列ができてるらしい。ちょっとびっくりだ。
今回の留学でスマホほど役に立ったものはない。Wifiルータを日本からレンタルしていったので、インターネットが自由に使えた。時々繋がらないこともあったが・・・。
それで日本にいる家族との連絡はSKYPやLINEという無料通信が可能である。学生寮にはTVはあるが、BSはないので日本のTV番組を見ることはできない。従って日本のニュースは、インターネットを通じて見ていた。
それに外出した時の位置情報は役にたった。歩いていると方向がわからなくなり、反対方向に歩いて行ったりすることがよくある。スマホを片手に目的の場所に行ったり、付近を散策していて帰り道が分からなくなったりした時には、ほんとうにお世話になった。写真もスマホオンリーで相当撮った。
今回の留学で一番の功労者はスマホだ。
昨年8月に母が他界したので、今年は初盆だった。葬儀の時は、来てくださった方のお顔もわからなかったが、初盆参りに来てくださった方と顔を合わせてお礼を言うことができた。母が亡くなって、初七日や四十九日の法要はもちろん、初彼岸や施餓鬼などといった行事にも参加した。知らないことばかりだ。退職するまでは、こんな時間も持てなかったしな。
孫の昴が生まれて6カ月になるが、私たち夫婦は2回東京に会いに行き、彼らは2回福岡へ連れてきてくれた。赤ちゃんの一か月は私たち大人の一年に相当する変わりようだ。成長が楽しみだ。
一か月のサマースクールだったが、卒業式があり、卒業証書をもらった。それぞれの班が歌や寸劇をして、代表が発言した。私たちのクラスは一度もそろって練習することなく、先生が用意してくれた歌を歌った。発言者は誰がするかなかなか決まらなかったので、在住の日本人クラスメイトが引き受けてくれたが、結局私がすることになった。最初はすべて暗記するつもりだったが、途中つかえてみんなにハラハラさせるのもいけないと思い、後半はほとんど原稿を見ながら発言した。そのことも含めよい経験だった。