何か新しいことを学び始めたときの人って、その道のプロからしたらまるで赤子のように見えるものです。初心者なんだから当然といえば当然です。何かを学ぶときのもどかしさについてはほとんどの人が身を以って体験しているはずです。一方で、あまり意識されないのが、教える立場の人間が「一国一城の主」であることに胡坐をかいて、学ぶ者の戸惑いやジレンマを理解する感性を失ってしまうことの危うさです。人間は肩書きが備わると、途端に自分が偉くなったかのように勘違いしがちです。よって、仕事でも学問でも教える側の者こそ、自分の専門外の分野で興味のあることを見つけ、師を仰ぎ、実際に学ぶことで、教わる側の視点を確保しておいた方がよいような気がします。 個人的には、誰かにほめられたときも、誰かをほめるときも、もっと思慮深くありたいです。 BGB:岡潔 『風蘭』(角川文庫,2016) . . . 本文を読む
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