A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Urayasu-395

2021-01-27 | Urayasu
似て非なるもの。どうでもよかない言葉のミステイク。||①過去にも何度か身近な人がそう言っているのを聞いたことがあり、首相もこの間、やらかしてた間違い。「~を経て」と「~を得て」。音が似てて、スルーしてまいそうになるけど、聞き逃さんで。意味が全くちゃうやんけ。「努力を経て」はええけど、「努力を得て」は✘。文章を書きつけてない証拠。②TVに出とった高校の先生:「ここが最後の水際でした」。ご丁寧に字幕まで付いちゅう…。「際(きわ)」は共通するけど、「瀬戸際」の意味で使うてない?「水際」は「コロナの変異ウイルスの流入を水際で防ぐ」と使う。「上陸する直前」「国境」、そして、実際には「空港や港の税関」を指すことも多い。「水際」に、「切羽詰まった」という意味はあらへん。「水際対策」「水際作戦」なんて言いよる。英語ではshoreline、中国語では“口岸”、“関口”。|なお、日中辞典に載ってる「水辺」や「水濱」は直訳で、使い道はあまりない。|このように「辞書が実用性に欠ける」というケースはままある。使えば使うほど、氷山の一角があちこちに口を開けているのがわかる。研究者、言語学者だけで辞書を編纂しているから、使えない語彙がそのままほったらかしにされとる。そして、そういう語彙を、「格下」の「ビジネス用語辞典」のほうへ、安易に抛り出そうとするのも怠惰ちゅうもんや。希少言語についてフィールドワークし、研究することは確かに有意義だが、ビジネスや技術分野においても、定期的に言語フィールドワークが必要ではないか。本来、こういうことをしてると辞書の価値が下がり、売れ行きに響くはずだが、いまは電子辞書にみなデフォルトとして入っとるので、改善せずとも売れてまう。辞書の編纂に携わりたかぁと時たま思いよるが、恐れ多くも面倒臭くもある。いやいや、そもそもお声が掛からんて。あんさんどこの馬の骨やって話ばい。||構想:「何を以って、ガラが悪いというのか?」
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