A whiSper Of memOrieS

☬Murmure de mémoire☬

Koto-5

2020-09-18 | Tokyo
怨嗟の炎ではなく、光を映すミストです。あと、土俵ではありません。||「国を前に進めていく」。対象をわざと曖昧模糊にする、とことん空疎な言葉。前政権の路線を継承すると明言しているのだから、「国」とは「国民のことではなく、既得権益や大企業を優先すること」で、「前に進める」というのは、「過去のことはもう詮索してくれるな」、「臭い物には蓋をして、時間を先送りする」という意味。新政権に期待して支持率65%って、本当に世も末。「人柄が信頼できるから」?……ここ数年間、いったい何を見てきたのか?隣国を異常な国だなんて溜飲を下げている場合じゃない。「老頭政治」ここに極まれりだが、ポピュリズムは日本でも「成功」を収め、権力爺さん達にこの国を支配されてもいい、と思っている人がまだ多数いるので、今後も別に変わらない。/なにかが変わったように見えているという感覚がおかしい。テレビ番組における新政権への大宣伝を鵜呑みにし、半年前のことですらきれいさっぱり忘れてしまう、「喉元過ぎれば熱さも忘れる(時間が経てば不正を忘れる)」無思慮な人々。一般人や芸能人の犯罪は許せないが、政治家の巨悪、罪ならば許すし、忘れるし、有耶無耶にされてもなんとも思わない。新政権にとって、なんと都合のいい支持層なんだろう。||「民意を操るなんてたやすいことです。予想以上に支持率が急上昇してるじゃないですか。だから、10月に衆院解散なんてしないほうがいいですよ。来年まで支持率が下がらないように、汚点は徹底的に隠し通し、クリーンなイメージをどんどん前面に押し出していって、現ナマ支給や携帯料金の値下げなど判りやすいエサを撒きつづけましょう。そうすれば、来年10月の衆議院選挙もきっと安泰です。総理再任だって夢ではありませんよ!」(あくまでフィクションです。高学歴の官邸官僚が、こんな野暮な進言をするはずがありません。妄想筍にお仕置きを!)||BGB:『自粛バカ』(池田清彦著、宝島社新書、2020年)☞「確固たる考えがない人間はマジョリティにつく」
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