短い断言口調と汚い程度副詞 |数日前、ある幼稚園の前を犬と通り過ぎた際、母親と一緒にいた男の子の「長っ!」という言葉の断片が聞こえてきた。|そういえば、こういう短かい断言口調って最近テレビでも聞くし、若い人もよく使うと。自分でも時々、無意識に使うてまうことがある。|「ダサッ」「ヤバッ」「キモッ」「コワッ」「ウザッ」「ショボッ」「スゴッ」「デカッ」「チカッ」「ウマッ」「マズッ」「ヤスッ」「タカッ」「ハヤッ」「オソッ」「カルッ」「オモッ」「ムズッ」「ネムッ」「クッサ」。すぐに思い出せるものでもこれだけある。他にもあるとは思うが、お腹一杯。|これらを最初から声に出して言ってみる……。|感想:①こんな言葉を頻繁に使っていると、間違いなくバカだと思われる。②職場では使えない。まともな職場なら。学生ならまだしも、社会人になったら使う機会は激減する。バイト先でもしょっちゅう使ってたら顰蹙。店長に聞かれたら普通は注意される。職種にもよるか。③一方、瞬発力や割り切りの良さも感じる。気心知れた友人同士なら、会話にリズムが生まれ、一体感が増しそう。④日常会話ではなるべく使わないようにしたいが、曲中では使ってみたい。Corneliusの「デザインあ」みたいになるのかも。その際、Vocoder(XILSLabかWoldorfのLectorあたり)やVocal Effector(Wavesなど)も使いたい。 |さて、断言口調ではないが、巷で聞く「ゲロ」の使い方も興味深い。「いったいどんな巷だ」という疑問はさておき、以下実例。「ゲロウマ」な食べ物。全然美味そうでない。「ゲロマズイ」、心底まずそう。そんなもの目の前で食べんといてください。「ゲロムズイ」、太刀打ちできない難しさがある。「ゲロヤバイ」、緊迫感あり、冷や汗出そう。|自分でも勝手に応用してみる。「ゲロ豪華な食事」「ゲロオシャレなレストラン」「ゲロかわいい彼女」「ゲロやさしい彼氏」「ゲロシブいお兄さん」「ゲロウザい上司」「ゲロイケてるデザイン」「ゲロ欲しい化粧品」「新しいPSゲロ買いたい」「ゲロカッコいいギターソロ」「この戦闘シーンゲロカッコいい」「パンダの赤ちゃんゲロかわいい」。|「そんな言い方せえへんて」「それ実際使いよる」など、いろいろとご意見もあるはず。ただ、恣意的な判断ではあるが、「ゲロ」の用途もかなり広範囲にわたっていそうだ。|なお、「ゲロ~」なんて汚くて下品と思う向きもあるだろうが、英語にも中国語にも程度副詞や形容詞に露骨な性的表現が多用されていることを考えると、十分穏やかで平和である。世界の言語のなかにあって、日本語はやっぱりお上品でならしてる。|それでも、「ゲロ」は使わへんけど。(中年禍人☞マガジン)
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