定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

黄葉(こうよう)

2022年11月29日 | 日記

 テレビニュースで、晩秋の祖父江町山崎の黄金色に溶け込んだ風景を映していました。全国一の銀杏(ぎんなん)の産地であり、山崎地区を中心に樹齢百数十年をこえるものを含め、イチョウの大木が数多くあります。

 銀杏は秋の味覚として独特の香りとホロ苦さで、ホイルで焼きして塩を振りかけるだけでモッチとした食感は酒のつまみに最適です。また、茶わん蒸しをはじめ、おこわ、油炒めなど数多い食べ方があります。

 イチョウの木は木材として、まな板に適しているといいます。また碁盤の材料としては有名で、高価なものもあるようです。

                

      写真:稲沢市にて 2013年11月 撮影

 11月も残すところ2日で、12月1日は「いのちの日」です。2001年(平成13年)に厚生労働省が自殺予防活動の一環として制定し、精神的危機に追い込まれ誰にも相談できずに1人で悩んでいる人たちのため、この日から1週間、無料の相談電話「いのちの電話」が設けられます。

 令和3年中の自殺者は21,007人で、男性が66.4%、60歳以上の自殺者は全体の約36%あり、「無職者」が全体の55.4%を占めて最も多く、次いで「被雇用者・勤め人」31.9%、「自営業・家族従業者」6.2%、学生・生徒など4.9%の順で、この順位は前年と同じとのことです。

 高齢となって、一人暮らし高齢者や高齢者夫婦のみ世帯が増加していて、人生の最後に近づいた高齢男性の自死が多いのは気がかりで、定年退職後の心のケアが必要ではないかと思います。

 心身の衰えに伴い外出の機会が減少しがちな高齢者は、社会との関わりが乏しくなり孤立しがちです。できるだけ外へ出て、人との接触を心がけるべきです。

 人生の終盤に向け、緑の葉から美しい黄葉・紅葉(こうよう)へと植物が変化していくように、散り際を美しい姿で飾りたいものです。

                         

 

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