7日は“七草がゆ”の日で、急に値上がりした野菜に頭を悩ませながら、おせち料理で疲れた胃を休め、不足している栄養素を補うために冬場にかけて万病を除くとしてのおまじないで食べるものと言います。「セリ、ナズナ、ゴギョウ(母子草)、ハコベラ、仏の座、スズナ(カブ)、スズシロ(大根)」七種の草を包丁でたたいて”かゆ”に入れ煮ます。
1月7日は旧暦でしたから、今の暦の1月7日では、まだまだ寒くて七草が芽を出すにはほど遠くて“七草かゆ”を作ろうと思えばスーパーで買うしかありません。
1月15日の“七種かゆ”の穀物「米・粟(あわ)・稗(ひえ)・黍(きび)・ミノ・ゴマ・小豆」も、やはり体に良さそうですし、季節感もあってなかなかよいものです。
近ごろは食生活が豊かになって、好きなものを好きなだけ食べられる時代になりました。戦前・戦後の日本は食べ物の不足で悩まされ、毎日 生きていくことに全力を尽くしていて、深刻な時代でした。栄養失調に陥り、結核で死ぬ人は珍しくなかったのです。
ところが、飽食の時代になると、高脂血症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、ガンなどの誘発因子にもなっていて、高齢者にとっては成人病で亡くなる人も多く、新型コロナウイルスと併せて、注意が求められます。また、いつでも食べることができるので、食欲がないからと言って、低栄養状態に陥ってしまう人もいるようです。
元気な毎日をすごすために、10種類の食品を毎日食べることが良いとされ「肉、卵、牛乳、油、魚、大豆、緑黄色野菜、芋、果物、海藻」が、2018年のNHKの「ガッテン!」という番組で取り上げていました。
バランス 良く食事をすることが、元気で長生きの元でしょう。