新型コロナの感染症法上の位置づけが、どうやらこの春にも「5類」に引き下げられ、3年に及んだコロナ禍は新たな局面をむかえることになりそうです。
政府は感染症法上の位置付けを5類に見直し、屋内でも原則マスクの不要へと指針を緩和する方向性を示しました。マスク なしの生活が近づくことを歓迎する一方、感染への不安から「いつ 外すかは分からない」と戸惑いの人もあるようです。
現在は感染したり、人に移したりするのが怖いから着用しているけど、5類になれば外すと言う人もいます。また、冬場はマスクが防寒対策にもなっていて、都合が良いという人もいます。
マスク着用の歴史は疫学の歴史のようですが、1800年代には既に工場でのマスク有用性は理解されていたようです。コロナ禍は、安く手軽なマスクが感染予防効果を持つことを明らかになりましたが、防御性能はマスクの素材や製法によって大きく異なることも明らかになり、性能評価を表示する必要が生じました。
感染予防には効果があっても、一方で、人との会話で不自由に感じることが多々あり、子どもの発達においては弊害もあるようです。今まではコロナ禍と言う状況から過剰にマスクを着用していた面もあり、マスクの使い方を工夫していく必要があります。
できれば外したいと思っていても、感染リスクを考えると周囲の目が気になり、政府が解禁の沙汰を出しても、今まで肌身 離さずマスクを着用してきた習慣は、簡単には外せないのが本音です。3年間のマスク生活は、実に長かったと思うのです。