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明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

大寒の風呂

2023年01月20日 | 日記

 今年の大寒(だいかん)は、1月20日から2月3日で、一年の内で最低気温もこの時期に記録される寒い時期で、大寒の最終日(立春の前日)が、豆まきでおなじみの節分です。

 わが家の給湯器が故障し、正月中は銭湯へ通いましたが、大寒を待たずに新しい給湯器の設置が終わり、自宅で風呂に入ることができています。

 小学校の高学年の頃に、親から自宅の風呂 当番を言いつかり、井戸の手押しポンプで水をバケツへくみ、五右衛門風呂に入れ、山から集めた松葉と新聞紙で火を付け、薪(たきぎ)を燃やして湯を沸かし、入ったものでした。

 家を建て替えた約40年も前の話ですが、それまで風呂は薪を使って湧かしていて、湯に入るまでの準備が大変でした。しかし、湯に入る幸せをしっかりと感じ取っていて、現在のように簡単に入れる風呂とは別物のように思えます。

 風呂の窓から眺める冬の景色は、雪は降らなくとも、思わず背筋が伸びるような寒々として、身も心も引き締まる夜の田舎の風景でした。

 そんな夜の田舎道を、拍子木を打ち鳴らし「火の用心! マッチ1本火事のもと!」と、大声で呼びかける子ども達がいて、通過すると薪で燃す風呂の釜口を気にしたものでした。

 特に、寒い冬のこの時期に入る風呂は格別で、冷え切った体を温めるお湯は、まるで天国にいる心地で、毎日の豊かささえ感じています。

                       

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